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【ZIPPO ライター モデル】 1953年製 スチール製 PAT.2517191 ジッポーの話
1953年後半になると、ケース底とインサイドユニットに刻印されていた、これまでのPAT.2032695が「PAT.2517191®PAT.PEND.」に変更されました。
ケースがスチール製の「1953年スチール」モデルがリリースされています。1954年になるとブラス製に戻されますので、一年だけ生産の希少なモデルです。
ZIPPO社名、ZIPPOロゴ、MADE IN USA刻印、パテントナンバーが刻印されていることから「フルスタンプ」モデルと呼ばれています。
※フルスタンプについては、諸説あります。
【1953年製の特徴と見分け方】
材質: スチール
バレル: 5バレル
パテントナンバー: PAT.2517191®PAT.PEND.
① ケースの素材は、スチール製です。
磁石が付くので判明は容易です。PAT.2517191でスチール製は、1953年製だけです。
※スチール製ですので、当然サビがでてきます。
使っていくごとに味が増して、1946年モデルとともに、私がもっとも好きなジッポーの一つです。
特に一年間と生産期間が短いので人気のモデルです。
② バレルは、5バレルです。
③ ボトムの刻印が、「PAT.2517191 ® PAT.PEND.」になりました。
※パテントペンディング(特許出願中)は、1956年までです。
※ このモデル以降の俗に言う「フルスタンプ」は、1955年までです。
④ インサイドユニットの刻印も、「PAT.2517191 ® PAT.PEND.」です。
⑤ インサイドユニットは、
・スチール製
・フルスタンプ PAT.2517191 ® PAT.PEND.
・片側8つで16穴のチムニー
・レギュラー形のホイールステイ
・中空リベット
・フリントホイールは斜め歯
・レギュラーカム
・フェルトのオイル止め
・波状カムスプリング
⑥ ケースと蓋に革を巻き付けた「ハーフカバーレザー」モデルが1952年にリリースされました。1960年まで生産されました。
フルカバーレザーは、1950年の1年間しか生産されなかったので、一年ぶりのレザーモデルの復活です。
ハーフレザーモデルは、1952年~1960年まで生産されたので、ボトムの刻印の変化が楽しめます。こちらは、PAT.2517191 ® PAT.PEND.のスチール製です。
※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。
販売中のジッポーライターはこちらからご覧ください。
以上