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ジッポーインサイドユニットの話 ― ファーストモデルから1982年まで ―

ジッポーインサイドユニットの話 ― ファーストモデルから1982年まで ―

誕生以来ほとんど姿を変えずいまだに多くの愛好家を持つ「ジッポーライター」、そのモデルがオリジナルか否かの判断をするにあたって、「インサイドユニット」が合致していることが重要です。
インサイドユニットが年式違いだけで価値がガクッと下がってしまいます。

今回は、モデル毎のインサイドユニットの「主な特徴」を解説します。

インサイドユニットのさらに詳しい細部の内容については、各モデルの回で説明していますのでご覧ください。



※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。



【 1932~1933年 ファーストモデル】
① セカンドモデルより約7mm高い55mm(フリントスクリュー除く)の背の高さ
② 無刻印で継ぎ目無しのブラス製
コイルスプリング、水平歯、16穴チムニー
ファーストモデルの詳細は、こちらをご覧ください。







【 1934~1936年 アウトサイドヒンジモデル】
① 無刻印で継ぎ目無しのブラス製
コイルスプリング、水平歯、ダルマカム、16穴チムニー
アウトサイドヒンジモデルの詳細は、こちらをご覧ください。







【 1936~1937年 スクエアモデル】
① 無刻印で継ぎ目無しのブラス製
コイルスプリング、水平歯、ダルマカム、14穴チムニー
スクエアモデルの詳細は、こちらをご覧ください。







【 1938~1941年 ラウンドコーナー】
① 無刻印で継ぎ目無しのブラス製(1941年後期はスチール製でスポット溶接の継ぎ目あり)
波状リーフスプリング、水平歯、ダルマカム、14穴チムニー、タバコフィルター型オイル止め
ラウンドコーナーの詳細は、こちらをご覧ください。









【 19420~1945年 ブラッククラックル】
スチール製でスポット溶接
② 1942年製は無刻印、1943~45年は、PAT.2032695
② 波状リーフスプリング、水平歯、ダルマカム、14穴チムニー、タバコフィルター型オイル止め
ブラッククラックルの詳細は、こちらをご覧ください。







【 1946年前期モデル ニッケルシルバー】
① ニッケルシルバー製
② PAT.2032695 
ZIPPOのロゴが全角で幅の狭い刻印
③ 半円形ホイールステイ、水平歯、ダルマカム、14穴チムニー、タバコフィルター型オイル止め
1946~1947年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。





【 1946年後期~1947年前期モデル ニッケルシルバー】
① ニッケルシルバー製
② PAT.2032695 ZIPPOのロゴが全角で幅の狭い刻印
③ 半円形ホイールステイ、斜め場、ダルマカム(レギュラーカムもあり)、14穴チムニー、タバコフィルター型オイル止め
※1946年前期との違いは、フリントホイールが斜め歯になったことだけ
1946~1947年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。




※ 1946年前期との違いは、フリントホイールだけ



【 1947年後期モデル ニッケルシルバー】
① ニッケルシルバー製
② PAT.2032695 ZIPPOのロゴが全角で幅の広い刻印
レギュラー形ホイールステイ、斜め場、レギュラーカム16穴チムニーフェルトのオイル止め(タバコフィルター型オイル止めもあり)
1947~1949年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。




※ 1946年後期~1947年前期との違いは、ホイールステイ、カム、ロゴの幅、チムニーの穴の数、オイル止め





【 1947~1949年モデル 3バレル PAT.2032695】
※ 【1947年後期 インサイドユニット】と同じインサイトユニットです。

1947~1949年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。

【 1949~1951年モデル 5バレル PAT.2032695】
※ 【1947年後期 インサイドユニット】と同じインサイトユニットです。
1949~1951年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。

【 1951~1953年モデル スチール製 PAT.2032695】
ステンレス製(前期は「ニッケルシルバー製」後期は「スチール製」が混在)
② PAT.2032695 ZIPPOのロゴが全角で幅の広い刻印
③ レギュラー形ホイールステイ、斜め場、レギュラーカム、16穴チムニー、フェルトのオイル止め(タバコフィルター型オイル止めもあり)
※ 左の1947年後期~1950年のニッケルシルバー製インサイトユニットとの違いは、素材だけ。
1951~1953年スチール製モデルの詳細は、こちらをご覧ください。






【 1953年モデル スチール製 PAT.2517191】
スチール製
フルスタンプ PAT.2517191 ® PAT.PEND.
③ レギュラー形ホイールステイ、斜め場、レギュラーカム、16穴チムニー、フェルトのオイル止め
1953年スチール製モデルの詳細は、こちらをご覧ください。





【 1953~1955年モデル フルスタンプ PAT.2517191】
① ステンレス製
② フルスタンプ PAT.2517191 ® PAT.PEND.
③ レギュラー形ホイールステイ、斜め場、レギュラーカム、16穴チムニー、フェルトのオイル止め
※ 1953年スチール製との違いは、素材だけ
1953~1955年フルスタンプモデルの詳細は、こちらをご覧ください。






【1955年~1956年製モデル PAT.2517191】
※ 【 1953~1955年モデル フルスタンプ PAT.2517191】と同じインサイトユニットです。


【1957年製モデル PAT.2517191】
1957年からPAT.PEND.が無くなります。仕様は、【 1953~1955年モデル フルスタンプ PAT.2517191】と同じ



【1958年製モデル PAT.2517191】
「PAT.251719 ®」が真ん中に刻印 + 上段に注意書きになる。
仕様は、【 1953~1955年モデル フルスタンプ PAT.2517191】と同じ
1955~1958年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。



【1959年~1963年前期モデル】
1959年になると、刻印の向きが垂直方向へ変更になります。
「PAT.2517191 ®」 の刻印は、1967年までです。
「中空リベット」は、1963年までです。



【1963年後期~1967年前期モデル】
1963年になると、フリントホイールリベットが中空でない「ソリッドタイプ」に変更になります。
「PAT.2517191 ®」 の刻印は、1967年前期までです。
1959~1967年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。



※ 1966年~1967年に「赤フェルト」と呼ばれる赤いフェルトのオイル止めが使われた希少なものもあります。



【1967年後期~1976年前期モデル】
1967年後期型のインサイドユニットから、パテントナンバーがなくなる
刻印のパターンはいくつかありますが、インサイドユニットの裏面に注意書きのないものは1967年~1976年前期です。



※ 1968年~1972年頃にコットンの代わりに「豆腐フェルト」と呼ばれる固形の一枚パッドが使われるものもあります。大きな変更でしたが、不評だったのかすぐに姿を消しました。





【1976年後期~1982年モデル】
1976年になるとインサイドユニットの裏側に注意書きが刻印されます。
刻印のパターンはいくつかありますが、インサイドユニットの裏面に注意書きのあるものは1967年後期~1982年です。

【表面】

【裏面】



【1983年以降~のモデル】
1983年以降は、インサイドユニットにも年代識別コードが刻印されます。

【1983年製】



※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。