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【ZIPPO ライター モデル】 1947年~1949年製 3バレル PAT.2032695 ジッポーの話 ⑧

【ZIPPO ライター モデル】 1947年~1949年製 3バレル PAT.2032695 ジッポーの話 ⑧

1947年後半にケースの素材が、これまでのニッケルシルバーから「ブラス製」に変更になりました。バレルは3バレルのままです。

ニッケルシルバー製と区別するために「1948年モデル」と呼びます。ケースの変更以外に違いはありません。

3バレル(ブラスケース)の完全解説ぜひお楽しみください。



シリーズものです。
ZIPPOを体系的に特徴を解説したシリーズは、世界でも類を見ないレベルだと思います。興味のある方はぜひ他の回もご覧ください。文末にリンク集をまとめてあります。


🔥 Zippo Regular Model Master Guide|全12シリーズ

ZIPPOレギュラーモデルを「ファーストモデルからフルスタンプまでの系譜」として、各モデルを詳細解説した完全保存版のKICガレージによる総合ガイドです。

【ラインナップ】


◆ 本編|レギュラージッポーの系譜(1932–1955)

🔷 ① レギュラージッポーの系譜(総まとめ)
🔷 ② 1932–33 ファーストモデル
🔷 ③ 1934–36 アウトサイドヒンジ
🔷 ④ 1936–37 スクエアモデル
🔷 ⑤ 1938–41 ラウンドコーナー
🔷 ⑥ 1942–45 ブラッククラックル
🔷 ⑦ 1946–47 ニッケルシルバー
🔷 ⑧ 1947–49 3バレル PAT.2032695
🔷 ⑨ 1949–51 5バレル PAT.2032695
🔷 ⑩ 1951–53 スチール製 PAT.2032695
🔷 ⑪ 1953 スチール製 PAT.2517191
🔷 ⑫ 1953–55 フルスタンプ PAT.2517191


◆ 関連テーマ|ZIPPOの周辺モデル・仕様

🔶 ① 1955–58 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
🔶 ② 1959–67 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191・後期仕様)
🔶 ③ テーブルライターの系譜(バークロフト〜ハンディライト)


◆ 資料編|年代判別・刻印・付属品

🔷 ① レギュラージッポーのボトム刻印
🔷 ② ZIPPOスターリングシルバーのボトム刻印ZIPPO
🔷 ③ インサイドユニット(インナー)の年代判別
🔷 ④ ZIPPO化粧箱の年代判別
🔷 ⑤ オイル缶の年代判別


※各項目はすべて独立記事として詳しく解説しています。
本記事の最後に各ラインナップへのリンクを貼ってあります。


- ブラス製3バレル(1947–49年)-




【1947年~1949年製の特徴と見分け方】
材質: ブラス
バレル: 3バレル
パテントナンバー: PAT.2032695

① 「1948年モデル」は、ケースの素材がニッケルシルバーからブラス製に変わりました。
ブラス製のメッキ仕上げですので、仕上げの方法のバリエーションが出てきました。代表的なものは、右から鏡面仕上げの「ハイポリッシュ」、シボがはいった「ブラッシュフィニッシュ」、ストライプの「エンジンターン」です。


② 同じ1948年モデルですが、右側の「ロケットトップ」と呼ばれる頭が尖ったものもあります。


③ バレルは、3バレルです。



④ ボトムは、1947年製と同じです。
PAT.2032695 ZIPPOの幅の広い「47a」です。


⑤ インサイドユニットは、「ニッケルシルバー製」です。


※「1948年製」は、1947年後期製と同じインサイドユニットです。
ニッケルシルバー製
・片側8つで16穴のチムニー
レギュラー形のホイールステイ
・中空リベット
・フリントホイールは斜め歯
・レギュラーカム
・ZIPPOのロゴが全角で幅の広い刻印
フェルトのオイル止め
・波状カムスプリング


⑥ 1947年頃から採用されたフェルトのオイル止めは、現行のものと比べて、かなり厚みがあります。


⑦ 化粧箱は、通常の「浅型」と、ピン貼り用の「深型」の2タイプあります。
写真の下段の赤い内箱が深型です。


⑧ 初めて「タウン&カントリー」シリーズがリリースされたのが、1948年です。


※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。


🔥【Zippo Regular Model Master Guide|関連記事リンク集(本編12シリーズ含む)】

ZIPPOレギュラーモデルを体系的に理解するための、KICガレージによる専門ガイドシリーズです。
モデルごとの仕様・年代判別・刻印・インナー・付属品などを深く解説しています。

興味のあるテーマから読み進めてください。


◆ 本編|レギュラージッポーの系譜(1932–1967)


🔷 ① レギュラージッポーの系譜(総まとめ・年代判別)

ZIPPOレギュラーの全体像を総まとめ。ファーストモデルからフルスタンプまでを体系的に整理した基本ガイド。


🔷 ② 1932–33 ファーストモデル

最初期型 ZIPPO。ファーストモデルの徹底解説。


🔷 ③ アウトサイドヒンジ

セカンドモデルのアウトサイドヒンジ(外ヒンジ)モデルの徹底解説。


🔷 ④ 1936–37 スクエアモデル

ヒンジが内蔵され角張ったケース形状を持つスクエアモデルの徹底解説。


🔷 ⑤ 1938–41 ラウンドコーナー

角丸ボディ採用の初期モデル、ラウンドコーナーの徹底解説。


🔷 ⑥ 1942–45 ブラッククラックル

戦時中のスチームモデル。独自の塗装「ブラッククラックル」の徹底解説。


🔷 ⑦ 1946–47 ニッケルシルバーケース

戦後初期に登場するニッケルシルバー製モデルの徹底解説。


🔷 ⑧ 1947–49 3バレル PAT.2032695

三連ヒンジ(3バレル)モデルを徹底解説。


🔷 ⑨ 1949–51 5バレル PAT.2032695

五連ヒンジ(5バレル)へ移行したブラス製ケースの徹底解説。


🔷 ⑩ 1951–53 スチール製 PAT.2032695

朝鮮戦争期に登場したスチールモデルの徹底解説。


🔷 ⑪ 1953 スチール製 PAT.2517191

PAT番号が変更された“過渡期のスチールZIPPO”の徹底解説。


🔷 ⑫ 1953–55 フルスタンプ PAT.2517191

フルスタンプZIPPOを徹底解説。


◆ 関連テーマ|ZIPPOの周辺モデル・仕様


🔶 ① 1955–58 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)

年代判明の難しい1955-58年を徹底解説。


🔶 ② 1959–67 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)

ZIPPOらしい完成形へと移行する後期モデルを徹底解説。


🔶 ③ テーブルライターの系譜(バークロフト〜ハンディライト)

ZIPPOの卓上ライターの徹底解説。


◆ 資料編|年代判別・刻印・付属品


🔷 ① レギュラージッポーのボトム刻印

ZIPPO底刻印の変遷を完全網羅。製造年の読み方をわかりやすく徹底解説。


🔷 ② ZIPPOスターリングシルバーのボトム刻印

スターリング製ZIPPO特有の刻印体系を詳しく解説。


🔷 ③ インサイドユニット(インナー)の年代判別

ZIPPOの心臓部・インナーの形状変化を年代別に詳しく解説。


🔷 ④ ZIPPO化粧箱の年代判別

箱の材質・色・印刷・ロゴの違いから製造年代を読み解く資料編。


🔷 ⑤ ZIPPOオイル缶の年代判別

デザイン変遷が大きいオイル缶の特徴と年代順の見分け方を解説。


 

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