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【ZIPPO ライター 見分け方】 ジッポーテーブルライターの話 ― テーブルライターの系譜(バークロフトファーストモデルからハンディライトまで) ―
実は、その歴史はとても古く、ファーストジッポーが登場してからわずか6年後にリリースされたんですよ。
このテーブルライター、見た目やデザインがバラエティーに富んでいるので、コレクションして楽しむのも面白い分野です。ぜひ、あなたもテーブルライターの世界に触れてみてくださいね。
「ジッポーテーブルライター」について、ファーストバークロフトから年代を追ってハンディライトまで、「主な特徴」を紹介したい思います。
詳細については、各モデルごとの解説をご覧ください。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
① 1st バークロフト
製造年: 1938年~1940年
・最大の特徴は、何と言っても、ジッポーのテーブルライターの中で最も背の高い4 1/4インチ(約10.8cm)というその大きさです。
・インサイドユニットも大型の専用タンクで、高さは、約9cm(フリントスクリュー除く)です。
・外観上の特徴は、台座が一段であること。
1stバークロフトの詳細は、こちらからご覧ください。
右がファーストモデル、左はセカンドモデルです。
② 2nd バークロフト
製造年: 1947年~1949年
・ファーストモデルに比べて背の高さが1/4インチ低くなりましたが、依然として約11.2cmという大きなボディーです。
・インサイドユニットも大型の専用タンクで、高さは、約8.5cm(フリントスクリュー除く)です。
・外観上の特徴は、台座が二段になったこと。
2ndバークロフトの詳細は、こちらからご覧ください。
③ 3rd バークロフト
製造年: 1949年~1953年
・セカンドバークロフトに比べて、背の高さが7/8インチ(約2.2cm)低くなります。
・インサイドユニットも小さくなったが、大型の専用タンクです。
・背の高さ以外の仕様・構造は、セカンドバークロフトと同じ。
3rdバークロフトの詳細は、こちらからご覧ください。
④ 1st レディー・ブラッドフォード
製造年: 1949年
・台座が無いないのが最大の特徴。不安定なことから数ヶ月で台座が付けらたことから、こちらのファーストモデルは超希少モデルとなりました。
・インサイドユニットは、レギュラージッポー用の1947年後期型のニッケルシルバー製が使われています。
1st レディー・ブラッドフォードの詳細は、こちらからご覧ください。
⑤ 2nd レディー・ブラッドフォード
製造年: 1950年~1954年
・台座が付けられ安定感が増し、アールデコ調の美しい姿が完成しました。
・インサイドユニットは、レギュラージッポー用が使用されます。
2nd レディー・ブラッドフォードの詳細は、こちらからご覧ください。
⑥ 4th バークロフト
製造年: 1954年~1979年
・外観はサードバークロフトとほとんど同じ。
・違いは、インサイドユニットが、サードモデルまでの専用タンクでなくレギュラージッポー用が使用されるようになります。
・生産期間が長く、オリジナルであれば、インサイドユニットの年代でおおよその製造年が特定できます。
4th バークロフトの詳細は、こちらからご覧ください。
⑦ モダーン
製造年: 1960年~1966年
・1960年になるとおしゃれなデザインの2つのテーブルライターが販売された。円筒形の「モダーン」と、カップ型の「コリンシアン」があります。
・インサイドユニットは、円筒形の専用タンクです。
・ボディーからは、「No.1310ブラック」、「No.1315ブライト」、「No.1320サテン」の三種類
モダーンの詳細は、こちらからご覧ください。
⑧ コリンシアン
製造年: 1960年~1966年
・1960年になるとおしゃれなデザインの2つのテーブルライターが販売された。円筒形の「モダーン」と、カップ型の「コリンシアン」があります。
・インサイドユニットは、円筒形の専用タンクでモダーンと共通です。
・ボディーからは、「No.1710ブライト」、「No.1715ターコイズ」、「No.1720パーレスセント」の三種類
コリンシアンの詳細は、こちらからご覧ください。
⑨ ハンディライト
製造年: 1979年~
・バークロフトの生産が終了し、1979年になるとポケットライターに台座を付けただけの「ハンディライト」が登場します。
・ポケットライターに穴を開けてビスで止めてあるだけなので様々なデザインが存在します。
・こちらは現在も生産継続しています。
ハンディライトの詳細は、こちらからご覧ください。
※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。
「テーブルライターの話 その1」に続く
販売中のジッポーライターはこちらからご覧ください。
以上