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【ZIPPO ライター モデル】 ジッポー テーブルライターの話 その2 ― 1947年~1949年 2nd バークロフト ―

【ZIPPO ライター モデル】 ジッポー テーブルライターの話 その2 ― 1947年~1949年 2nd バークロフト ―

「バークロフト」は、ファーストモデルから4thモデルまで4種類がリリースされているが、「バークロフト」と呼ばれたのは、実際は4番目のモデルからです。但し、一般的に「バークロフト・セカンドモデル」と呼ばれているので、バークロフトと呼ばせて頂く。

数回に渡って、ジッポー社のすべてのテーブルライターを紹介しますので、是非ご覧ください。

今回は、「バークロフト・セカンドモデル」の紹介です。


【2nd バークロフトの特徴と見分け方】
製造年: 1947年~1949年

① まずは、セカンドモデルの外観を見て頂こう。
ファーストモデルに比べて背の高さが1/4インチ(約0.6cm)低くなり、台座が1段から2段に変更になりました。
ファーストモデルは、ブラッシュフィニッシュがメインでしたが、セカンドモデルは、ハイポリッシュがメインになりました。









② 1/4インチ低くなったものの、依然として背の高いモデルです。
他のモデルと比べると、その大きさがわかります。


③ カムクリップは、ヒンジ一体型に変更になりました。
※ バレルは、4バレルです。


④ ケース内側の底にファーストモデルでは無かった凹みが作られました。


⑤ 底は、黒色のフェルト貼りです。


⑥ インサイドユニットも、ケースに合わせて大型の専用タンクです。高さは、約8.5cm(フリントスクリュー除く)
※ 右側がファーストモデル、左側がセカンドモデル


⑦ インサイドユニットには、無刻印のメッキタイプもあります。
※ 左側がメッキタイプ、右側は刻印の入った通常のタンク


⑧ ケースに合わせて、フリントスクリューも長い。
左から現行のレギュラージッポー用、真ん中がセカンドモデル、右がファーストモデルです。
※ファーストモデルと比べると、スクリュートップが大きいのが分かります。


⑨ ファーストモデルになかった「オイル止め」が追加になりました。


⑩ インサイドユニットは、
・継ぎ目無しの大きな専用タンク
PAT.2032695
・片側8つで16穴のチムニー
レギュラーのホイールステイ
中空リベット
・フリントホイールは斜め歯
レギュラーカム
オイル止めあり
波状リーフスプリング




※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。

「テーブルライターの話 その3」に続く

テーブルライターの系譜の回で、バークロフトファーストモデルからハンディライトまでのテーブルライターを紹介していますので、合わせてご覧ください。

販売中のジッポーライターはこちらからご覧ください。

以上