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【ZIPPO ライター モデル】 ジッポー テーブルライターの話 その3 ― 1949年~1953年 3rd バークロフト ―
「バークロフト」は、ファーストモデルから4thモデルまで4種類がリリースされているが、「バークロフト」と呼ばれたのは、実際は4番目のモデルからです。但し、一般的に「バークロフト・サードモデル」と呼ばれているので、バークロフトと呼ばせて頂く。
数回に渡って、ジッポー社のすべてのテーブルライターを紹介しますので、是非ご覧ください。
今回は、「バークロフト・サードモデル」の紹介です。
【3rd バークロフトの特徴と見分け方】
製造年: 1949年~1953年
① まずは、サードモデルの外観を見て頂こう。
セカンドモデルに比べて背の高さが7/8インチ低くなったが、背の高さ以外、ハイポリッシュのボディーや細部の仕様はセカンドモデルと同じです。
② 背の高さが、セカンドモデルよりさらに7/8インチ(約2.2cm)低くなる。
他のモデルと比べると、その大きさがわかります。
③ カムクリップはヒンジ一体型、ケースの内側底に凹みがあるのもセカンドモデルと同じ。
※ バレルもセカンドモデルと同じ4バレルです。
④ 底もセカンドモデルと同じ黒色のフェルト貼りです。
⑤ インサイドユニットも、ケースに合わせて低くなります。サードモデルまでは、大型の専用インサートです。
※ 右側がセカンドモデル、左側がサードモデル
⑥ セカンドモデルに比べれば、ケースに合わせて短くなったが、レギュラージッポーのフリントスクリューに比べればまだ長い。
左がサードモデル用、右側がレギュラージッポー用です。
⑦ インサイドユニットは、
・継ぎ目無しの大きな専用タンク
・PAT.2032695
・片側8つで16穴のチムニー
・レギュラー形のホイールステイ
・中空リベット
・フリントホイールは斜め歯
・レギュラーカム
・オイル止めあり
・波状リーフスプリング
⑧ 化粧箱は、当時のレギュラージッポーと同じデザインの「ブルーとホワイトのストライプ」柄の専用箱です。
⑧ 「タウン&カントリー」のバークロフトモデルもリリースされています。
※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。
「テーブルライターの話 その4」に続く
テーブルライターの系譜の回で、バークロフトファーストモデルからハンディライトまでのテーブルライターを紹介していますので、合わせてご覧ください。
販売中のジッポーライターはこちらからご覧ください。
以上