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【ZIPPO ライター モデル】 1949年~1951年製 5バレル PAT.2032695 ジッポーの話 ⑨
1949年後半になると、ケースの素材はブラス製のまま、バレルの数が3バレルから「5バレル」に変更になります。
この最初の5バレルモデルを「1950年モデル」と呼びます。バレルの数以外は基本的に1948年モデルとの違いはありません。(ボトムの刻印はいくつか種類があります)
1949~1951年 PAT.2032695モデルの完全解説ぜひお楽しみください。
シリーズものです。
ZIPPOを体系的に特徴を解説したシリーズは、世界でも類を見ないレベルだと思います。興味のある方はぜひ他の回もご覧ください。文末にリンク集をまとめてあります。
🔥 Zippo Regular Model Master Guide|全12シリーズ
ZIPPOレギュラーモデルを「ファーストモデルからフルスタンプまでの系譜」として、各モデルを詳細解説した完全保存版のKICガレージによる総合ガイドです。
【ラインナップ】
◆ 本編|レギュラージッポーの系譜(1932–1955)
🔷 ① レギュラージッポーの系譜(総まとめ)
🔷 ② 1932–33 ファーストモデル
🔷 ③ 1934–36 アウトサイドヒンジ
🔷 ④ 1936–37 スクエアモデル
🔷 ⑤ 1938–41 ラウンドコーナー
🔷 ⑥ 1942–45 ブラッククラックル
🔷 ⑦ 1946–47 ニッケルシルバー
🔷 ⑧ 1947–49 3バレル PAT.2032695
🔷 ⑨ 1949–51 5バレル PAT.2032695
🔷 ⑩ 1951–53 スチール製 PAT.2032695
🔷 ⑪ 1953 スチール製 PAT.2517191
🔷 ⑫ 1953–55 フルスタンプ PAT.2517191
◆ 関連テーマ|ZIPPOの周辺モデル・仕様
🔶 ① 1955–58 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
🔶 ② 1959–67 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191・後期仕様)
🔶 ③ テーブルライターの系譜(バークロフト〜ハンディライト)
◆ 資料編|年代判別・刻印・付属品
🔷 ① レギュラージッポーのボトム刻印
🔷 ② ZIPPOスターリングシルバーのボトム刻印ZIPPO
🔷 ③ インサイドユニット(インナー)の年代判別
🔷 ④ ZIPPO化粧箱の年代判別
🔷 ⑤ オイル缶の年代判別
※各項目はすべて独立記事として詳しく解説しています。
本記事の最後に各ラインナップへのリンクを貼ってあります。
- 1949~1951年 PAT.2032695モデル-

【1949年~1951年製の特徴と見分け方】
材質: ブラス
バレル: 5バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
① ケースの素材は、ブラス製のままです。
多くの企業が、広告宣伝用にジッポーを使うようになってきました。
これらは、ほんの一例です。
② バレルは、1949年後半から5バレルになりました。
③ ボトムは、いくつか種類があります。
プレス機の違いでいくつか種類がありますが、PAT.2032695で5バレルのブラス製は「1950年モデル」だけですので、違いはあまり気にしなくて良いと思います。
④ インサイドユニットは、「ニッケルシルバー製」です。
※「1950年製」も、1947年後期製と同じインサイトユニット継続です。
・ニッケルシルバー製 ※後半になるとスチール製になります。
・片側8つで16穴のチムニー
・レギュラー形のホイールステイ
・中空リベット
・フリントホイールは斜め歯
・レギュラーカム
・ZIPPOのロゴが全角で幅の広い刻印
・フェルトのオイル止め
・波状カムスプリング
⑤ 1947年頃から採用されたフェルトのオイル止めは、現行のものと比べて、かなり厚みがあります。
⑥ 1950年の一年間だけ「フルカバーレザー」ジッポーがリリースされました。
※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。
🔥【Zippo Regular Model Master Guide|関連記事リンク集(本編12シリーズ含む)】
ZIPPOレギュラーモデルを体系的に理解するための、KICガレージによる専門ガイドシリーズです。
モデルごとの仕様・年代判別・刻印・インナー・付属品などを深く解説しています。
興味のあるテーマから読み進めてください。
◆ 本編|レギュラージッポーの系譜(1932–1967)
🔷 ① レギュラージッポーの系譜(総まとめ・年代判別)
ZIPPOレギュラーの全体像を総まとめ。ファーストモデルからフルスタンプまでを体系的に整理した基本ガイド。
🔷 ② 1932–33 ファーストモデル
最初期型 ZIPPO。ファーストモデルの徹底解説。
🔷 ③ アウトサイドヒンジ
セカンドモデルのアウトサイドヒンジ(外ヒンジ)モデルの徹底解説。
🔷 ④ 1936–37 スクエアモデル
ヒンジが内蔵され角張ったケース形状を持つスクエアモデルの徹底解説。
🔷 ⑤ 1938–41 ラウンドコーナー
角丸ボディ採用の初期モデル、ラウンドコーナーの徹底解説。
🔷 ⑥ 1942–45 ブラッククラックル
戦時中のスチームモデル。独自の塗装「ブラッククラックル」の徹底解説。
🔷 ⑦ 1946–47 ニッケルシルバーケース
戦後初期に登場するニッケルシルバー製モデルの徹底解説。
🔷 ⑧ 1947–49 3バレル PAT.2032695
三連ヒンジ(3バレル)モデルを徹底解説。
🔷 ⑨ 1949–51 5バレル PAT.2032695
五連ヒンジ(5バレル)へ移行したブラス製ケースの徹底解説。
🔷 ⑩ 1951–53 スチール製 PAT.2032695
朝鮮戦争期に登場したスチールモデルの徹底解説。
🔷 ⑪ 1953 スチール製 PAT.2517191
PAT番号が変更された“過渡期のスチールZIPPO”の徹底解説。
🔷 ⑫ 1953–55 フルスタンプ PAT.2517191
フルスタンプZIPPOを徹底解説。
◆ 関連テーマ|ZIPPOの周辺モデル・仕様
🔶 ① 1955–58 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
年代判明の難しい1955-58年を徹底解説。
🔶 ② 1959–67 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
ZIPPOらしい完成形へと移行する後期モデルを徹底解説。
🔶 ③ テーブルライターの系譜(バークロフト〜ハンディライト)
ZIPPOの卓上ライターの徹底解説。
◆ 資料編|年代判別・刻印・付属品
🔷 ① レギュラージッポーのボトム刻印
ZIPPO底刻印の変遷を完全網羅。製造年の読み方をわかりやすく徹底解説。
🔷 ② ZIPPOスターリングシルバーのボトム刻印
スターリング製ZIPPO特有の刻印体系を詳しく解説。
🔷 ③ インサイドユニット(インナー)の年代判別
ZIPPOの心臓部・インナーの形状変化を年代別に詳しく解説。
🔷 ④ ZIPPO化粧箱の年代判別
箱の材質・色・印刷・ロゴの違いから製造年代を読み解く資料編。
🔷 ⑤ ZIPPOオイル缶の年代判別
デザイン変遷が大きいオイル缶の特徴と年代順の見分け方を解説。
ヴィンテージジッポをお探しの際はKIC GARAGEへ

ジッポのレトロモチーフデザインは、歴史ある魅力と希少性で多くのコレクターを引きつけています。戦前のクラシックデザインから現代のユニークなコラボレーションモデルまで、時代を超えたアンティークな魅力が人気の秘訣です。限定モデルやビンテージ品の収集は、その希少価値から価格も高騰し、コレクターにとっては特別な価値を持つアイテムとなっています。
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