ジッポーライターは、ボトムマークやイヤーコード、インサイドユニットの刻印の違いによって判断されるが、「化粧箱の年代」も合致しているかを知ることは大切である。

今回は、「化粧箱」を年代を追って取り上げてみました。

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。


【 1930年代】
① 1932～1936年頃　「アウトサイドヒンジ用」　銀色の縁あり箱に黒蓋
② 1936～1940年頃　「スクエアモデル用」　輝く銀色の蓋
③ 1936～1940年頃　「スクエア＆ラウンドコーナー用」　ウィンディボックス
④ 1938～1941年頃　「ラウンドコーナー用」　「風と木の葉」ウィンディ


【 1940年代】
① 1942～1945年頃　「ブラッククラックル用」
② 1946～1947年頃　「ニッケルシルバー用」　台紙は赤色
③ 1947～1951年頃　「３バレル用」　台紙は黒色　深箱は赤色の台紙
④ 1946～1947年頃　「ニッケルシルバー用」　カラーウィンディ


【 1950年代】
① 1951～1952年頃　「紺色と銀色のストライプ」　台紙は黒色と赤色あり
② 1952～1953年頃　「®マーク無しキャンディーボックス」　台紙は赤色
③ 1953～1957年頃　「キャンディーボックス」　台紙のロゴ左寄り
④ 1957～1961年頃　「キャンディーボックス」　台紙のロゴ中央

⑤ 1950年頃　「フルレザー専用箱」　台紙は「ベロ付き」
⑥ 1949～1952年頃　蓋裏布張りの「ﾀｳﾝ＆ｶﾝﾄﾘｰ専用箱」　台紙はベルベット　

⑦ 1953～1961年頃　「青ストライプの深底ボックス」　台紙はブルー
⑧ 1953～1961年頃　「ロスプルーフ専用箱」　ループを巻ける台紙
⑨ 1952～1960年頃　「ハーフレザー専用箱」　台紙は「ベロ付き」
⑩ 1956年頃　「デニソン社製スリムライター専用箱」　スタンドになる


【 1960～1970年代】
① 1962～1966年頃　台紙のZIPPOロゴが真ん中
② 1967～1976年頃　台紙のZIPPOロゴの後ろにLIGHTERの文字が追加

③ 1976～1977年頃　「台紙がビロード調」になる　蓋の紙質が薄くなる
④ 1962～1977年頃　「ロスプルーフ専用台紙」


【 1970～1980年代】
① 1977～1984年頃　薄い紙の蓋　台紙はビロード調
② 1976～1977年頃　「ゴールデン・エレガンス用」　台紙は茶色のビロード調
③ 1978～1983年頃　「ゴールデン・エレガンス用」　台紙は茶色のビロード調
④ 1978～1982年頃　「ウルトラライト用」　台紙は黒のビロード調

⑤ 1977～1981年頃　「アイボリーのプラケース」
⑥ 1981～1986年頃　「プラケース」
⑦ 1986～1993年頃　ケース下の文字が永年保証へ変更　U.S.A.の追加
⑧ 1977～1984年頃　カナダ用のZIPPOロゴだけのプラケース


【 修理返送用ボックス】
① 1944～1951年頃　イラスト以外ブラッククラックル用と同じ
② 1952～1953年頃　キャンディーボックス柄　®マーク無し
③ 1953～1961年頃　キャンディーボックス柄　®マークあり
④ 1962～1977年頃　最後の返送用専用ボックス

⑤ 1944～1951年頃　２個入り　フリントがついてくる
② 1952～1961年頃　２個入り　フリントがついてくる
③ 1953～1961年頃　１個の場合、チューブ入りオイルがついてくる
④ 1962～1977年頃　珍しい４個入り 

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以上