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【ZIPPO ライター 見分け方】 レギュラージッポーの系譜と年代判別|1932〜1955の進化の軌跡 ― (ファーストモデルからフルスタンプまで) ①
ZIPPOレギュラーモデルの魅力は、1932年の誕生から今日まで大きな形を変えず進化し続けてきた歴史にあります。
特に1930〜60年代に作られたヴィンテージZIPPOは、ケース形状・ヒンジ構造・材質・底刻印など、年代ごとに特徴が明確で、コレクターが“沼にハマる理由”でもあります。
本記事では、ファーストモデル(1932–33)からアウトサイドヒンジ、ブラッククラックル、フルスタンプまで、ZIPPOレギュラーモデルの変遷と判別ポイントを年代順に徹底解説します。
「自分のZIPPOが何年代なのか知りたい」「モデルの違いを一目で理解したい」という方に向けた、KICガレージの専門ガイドです。
シリーズものです。
ZIPPOを体系的に特徴を解説したシリーズは、世界でも類を見ないレベルだと思います。興味のある方はぜひ他の回もご覧ください。文末にリンク集をまとめてあります。
🔥 Zippo Regular Model Master Guide|全12シリーズ
ZIPPOレギュラーモデルを「ファーストモデルからフルスタンプまでの系譜」として、各モデルを詳細解説した完全保存版のKICガレージによる総合ガイドです。
【ラインナップ】
◆ 本編|レギュラージッポーの系譜(1932–1955)
🔷 ① レギュラージッポーの系譜(総まとめ)
🔷 ② 1932–33 ファーストモデル
🔷 ③ 1934–36 アウトサイドヒンジ
🔷 ④ 1936–37 スクエアモデル
🔷 ⑤ 1938–41 ラウンドコーナー
🔷 ⑥ 1942–45 ブラッククラックル
🔷 ⑦ 1946–47 ニッケルシルバー
🔷 ⑧ 1947–49 3バレル PAT.2032695
🔷 ⑨ 1949–51 5バレル PAT.2032695
🔷 ⑩ 1951–53 スチール製 PAT.2032695
🔷 ⑪ 1953 スチール製 PAT.2517191
🔷 ⑫ 1953–55 フルスタンプ PAT.2517191
◆ 関連テーマ|ZIPPOの周辺モデル・仕様
🔶 ① 1955–58 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
🔶 ② 1959–67 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191・後期仕様)
🔶 ③ テーブルライターの系譜(バークロフト〜ハンディライト)
◆ 資料編|年代判別・刻印・付属品
🔷 ① レギュラージッポーのボトム刻印
🔷 ② ZIPPOスターリングシルバーのボトム刻印ZIPPO
🔷 ③ インサイドユニット(インナー)の年代判別
🔷 ④ ZIPPO化粧箱の年代判別
🔷 ⑤ オイル缶の年代判別
※各項目はすべて独立記事として詳しく解説しています。
本記事の最後に各ラインナップへのリンクを貼ってあります。
- レギュラージッポーの系譜 (ファーストモデル~フルスタンプまで)-

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
① 1932~1933年 ファーストモデル
材質: ブラス
バレル: 3バレル外ヒンジ
パテントナンバー: PAT.PENDING
最大の特徴は、何と言っても、その大きさです。
1934年~のセカンドモデルに比べて約7mm高い62mmです。
ファーストモデルの詳細は、こちらをご覧ください。
インサイドユニットも、約7mm高い55mm(フリントスクリュー除く)です。
② 1934~1936年 アウトサイドヒンジモデル
材質: ブラス
バレル: 1934~1935年:3バレル外ヒンジ 1936年:4バレル外ヒンジ
パテントナンバー: PAT.PENDING
ヒンジが外側についた「アウトサイドヒンジ」が最大の特徴のモデル
アウトサイドヒンジモデルの詳細は、こちらをご覧ください。
③ 1936~1937年 スクエアモデル
材質: ブラス
バレル: 4バレル内ヒンジ
パテントナンバー: PAT.2032695
初めてヒンジが内側に入り、角張った長方形が特徴のモデル
スクエアモデルの詳細は、こちらをご覧ください。
④ 1938~1941年 ラウンドコーナー
材質: 1938~1941年前期:ブラス 1941年中期以降:スチール
バレル: 4バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
ケースの角を丸くした形状が特徴のモデル
ラウンドコーナーの詳細は、こちらをご覧ください。
⑤ 19420~1945年 ブラッククラックル
材質: スチール
バレル: 1942年:4バレル 1943~1945年:3バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
第二次世界大戦中に、鉄製ケースに皺のよった黒塗装を施したモデル
ブラッククラックルの詳細は、こちらをご覧ください。
⑥ 1946~1947年 ニッケルシルバー
材質: ニッケルシルバー
バレル: 3バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
3バレルでケースがニッケルシルバーの現行モデルの原型
1946~1947年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。
⑦ 1947~1949年 3バレル PAT.2032695
材質: ブラス
バレル: 3バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
3バレルのまま、ケースが「ブラス製」に変更
1947~1949年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。
⑧ 1949~1951年 5バレル PAT.2032695
材質: ブラス
バレル: 5バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
初めての5バレルモデル インサイドユニットはニッケルシルバー
1949~1951年モデルの詳細は、こちらをご覧ください。
⑨ 1951~1953年 スチール製 PAT.2032695
材質: スチール
バレル: 5バレル
パテントナンバー: PAT.2032695
3年間だけ生産されたPAT.2032695のスチール製モデル
1951~1953年スチール製モデルの詳細は、こちらをご覧ください。
⑩ 1953年 スチール製 PAT.2517191
材質: スチール
バレル: 5バレル
パテントナンバー: PAT.2517191®PAT.PEND.
1953年だけ生産されたPAT.2517191のスチールモデル
1953年スチール製モデルの詳細は、こちらをご覧ください。
⑫ 1953~1955年 フルスタンプ PAT.2517191
材質: ブラス
バレル: 5バレル
パテントナンバー: PAT.2517191®PAT.PEND.
「フルスタンプ」と呼ばれるモデル
1953~1955年フルスタンプモデルの詳細は、こちらをご覧ください。
🔥【Zippo Regular Model Master Guide|関連記事リンク集(本編12シリーズ含む)】
ZIPPOレギュラーモデルを体系的に理解するための、KICガレージによる専門ガイドシリーズです。
モデルごとの仕様・年代判別・刻印・インナー・付属品などを深く解説しています。
興味のあるテーマから読み進めてください。
◆ 本編|レギュラージッポーの系譜(1932–1967)
🔷 ① レギュラージッポーの系譜(総まとめ・年代判別)
ZIPPOレギュラーの全体像を総まとめ。ファーストモデルからフルスタンプまでを体系的に整理した基本ガイド。
🔷 ② 1932–33 ファーストモデル
最初期型 ZIPPO。ファーストモデルの徹底解説。
🔷 ③ アウトサイドヒンジ
セカンドモデルのアウトサイドヒンジ(外ヒンジ)モデルの徹底解説。
🔷 ④ 1936–37 スクエアモデル
ヒンジが内蔵され角張ったケース形状を持つスクエアモデルの徹底解説。
🔷 ⑤ 1938–41 ラウンドコーナー
角丸ボディ採用の初期モデル、ラウンドコーナーの徹底解説。
🔷 ⑥ 1942–45 ブラッククラックル
戦時中のスチームモデル。独自の塗装「ブラッククラックル」の徹底解説。
🔷 ⑦ 1946–47 ニッケルシルバーケース
戦後初期に登場するニッケルシルバー製モデルの徹底解説。
🔷 ⑧ 1947–49 3バレル PAT.2032695
三連ヒンジ(3バレル)モデルを徹底解説。
🔷 ⑨ 1949–51 5バレル PAT.2032695
五連ヒンジ(5バレル)へ移行したブラス製ケースの徹底解説。
🔷 ⑩ 1951–53 スチール製 PAT.2032695
朝鮮戦争期に登場したスチールモデルの徹底解説。
🔷 ⑪ 1953 スチール製 PAT.2517191
PAT番号が変更された“過渡期のスチールZIPPO”の徹底解説。
🔷 ⑫ 1953–55 フルスタンプ PAT.2517191
フルスタンプZIPPOを徹底解説。
◆ 関連テーマ|ZIPPOの周辺モデル・仕様
🔶 ① 1955–58 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
年代判明の難しい1955-58年を徹底解説。
🔶 ② 1959–67 筆記体ZIPPOロゴ(PAT.2517191)
ZIPPOらしい完成形へと移行する後期モデルを徹底解説。
🔶 ③ テーブルライターの系譜(バークロフト〜ハンディライト)
ZIPPOの卓上ライターの徹底解説。
◆ 資料編|年代判別・刻印・付属品
🔷 ① レギュラージッポーのボトム刻印
ZIPPO底刻印の変遷を完全網羅。製造年の読み方をわかりやすく徹底解説。
🔷 ② ZIPPOスターリングシルバーのボトム刻印
スターリング製ZIPPO特有の刻印体系を詳しく解説。
🔷 ③ インサイドユニット(インナー)の年代判別
ZIPPOの心臓部・インナーの形状変化を年代別に詳しく解説。
🔷 ④ ZIPPO化粧箱の年代判別
箱の材質・色・印刷・ロゴの違いから製造年代を読み解く資料編。
🔷 ⑤ ZIPPOオイル缶の年代判別
デザイン変遷が大きいオイル缶の特徴と年代順の見分け方を解説。
ヴィンテージジッポをお探しの際はKIC GARAGEへ

ジッポのレトロモチーフデザインは、歴史ある魅力と希少性で多くのコレクターを引きつけています。戦前のクラシックデザインから現代のユニークなコラボレーションモデルまで、時代を超えたアンティークな魅力が人気の秘訣です。限定モデルやビンテージ品の収集は、その希少価値から価格も高騰し、コレクターにとっては特別な価値を持つアイテムとなっています。
KIC GARAGEでは、1950年代のフルスタンプ以前のものを中心に、希少価値の高いヴィンテージジッポを多数取り揃えております。風防一体型のシンプルな構造と優れた着火性能を持つジッポは、まさに職人技の結晶です。オイルライター特有の経年変化も楽しみの一つであり、愛着を持って使い込むほどに自分だけの歴史が刻まれていきます。
コレクターの皆様にもご満足いただけるアイテムを多数用意しておりますので、ぜひKIC GARAGEでお気に入りのジッポを見つけてください。
ヴィンテージオイルライターのご購入はKIC GARAGE
| 販売業者 | 株式会社K・Iコーポレーション |
|---|---|
| 住所 | 〒222-0011 神奈川県横浜市港北区菊名7丁目19番5-1号 |
| TEL | 045-900-8265 |
| メール | contact@kic-garage.com |
| URL | https://kic-garage.com/ |
| 古物商許可証 | 第451450019768号/神奈川県公安委員会 |