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1942年~1945年製 ブラッククラックルの話

1942年~1945年製 ブラッククラックルの話

第二次世界大戦の影響で、これまでの素材であったブラス不足から粗悪な鉄製での生産をせざるを得なくなり、ひび割れた感じの「ブラッククラックル」と呼ばれる方面がヒビ割れたような黒塗装を塗ったモデルをリリースしました。
ブラッククラックルは軍用品として戦場で使用され胸に入れていたジッポーが銃弾を受け止めてくれて命が助かったなどの逸話があるのはこのモデルです。


【1942年~1945年製の特徴と見分け方】
材質: スチール
バレル: 1942年:4バレル 1943~1945年:3バレル
パテントナンバー: PAT.2032695


① ケースは、スチール製のブラッシュフィニッシュからブラッククラックルになり、クロームメッキしたものもあります。
レッドクラックルと呼ばれるレアなものもあります。
軍用でも使用されたので、軍隊のエンブレムを貼ったものも良く見かけます。


② 資材不足から化粧箱インストラクションも非常に簡素なものなりました。戦争によって、あらゆるものが不足していたことが窺えます。
箱もインストラクションも、いくつかバリエーションがありました。




③ バレルは、1942年製が4バレル、1943年~1945年製が3バレルです。
カムクリップは、一体型です。



④ ケースのボトムは、PAT.2032695ですが、ケース底がラウンド状になっていいて刻印が上手く打てないことと、特に程度の良いものはブラッククラックル塗装によって読めないものがほとんどです。



⑤ この時期は、エラー品も出荷されてしまっております。特に多いのが、パテントナンバーの「2」抜けのエラー品です。



⑥ インサイドユニットは、1942年製は無刻印で、1943年製からPAT.ナンバーが刻印されるようになります。
1942年製でもパテントナンバーが入ったものもあります。


タバコフィルター型オイル止めは、2種類です。
左の物が1942年に良く使われていたようです。最初からオイル止めの無いものもあったようです。


⑧ 1942年~1945年製のインサイドユニットは、
スチール製でスポット溶接
・片側7つで14穴のチムニー
半円形のホイールステイ
・中空リベット
・フリントホイールは水平歯
ダルマカム
・タバコフィルター型オイル止め(無いものもある)
・波状リーフスプリング


⑨黒いライターは夜戦や潜水艇で見えにくいという理由から作られたと言われる幻の「レッドクラックル」や雪中行軍用に作られたホワイトクラックルもあったと言われています。



※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。

販売中の商品については、こちらをご覧ください。