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【Coleman ランタン モデル】 コールマン 200A クリスマスランタンの話 ― 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 ―

【Coleman ランタン モデル】 コールマン 200A クリスマスランタンの話 ― 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 ―

コールマン社の代表的なランタン、シングルマントル200Aについて語りましょう!この魅力的なランタンは、年代ごとの変化を楽しむことができるのが特徴ですね。

なんと言っても、一番人気なのは1951年1年間だけ生産された「クリスマスランタン」と呼ばれる200Aの最初のモデル。タンクがグリーンでトップがレッドのデザインが目を引きます。この希少なモデルはとても人気が高く、コレクターにはたまらない逸品です!

ぜひ、Coleman社のランタン200Aを手に入れて、その歴史を感じてみてください!☆

【クリスマスランタンの特徴と見分け方】
生産期間:
 1951年6月~1951年12月(1951年1月、4月は200です。)


①  左の前期モデルは「デカール無し」、右の後期は「デカールあり」です。
タンクは鉄製です。
1951年1月、4月製のクリスマスランタンもあります。
これらはモデル200のクリスマスランタンで、タンクがブラス製で大変希少価値あります。(オリジナルのクリスマスランタン自体希少ですが...)


② デカールは、もちろん「水デカール」で®マーク無し、デカールの位置が極端に下についているのが特徴です。
※水デカールとは、水に浸すことでシールの糊を溶かし、台紙から剥がれた薄いシールを貼るものです。よく見るとデカールの縁に透明のフチが見えます。いわゆるステッカーとは違いますので、オリジナルを見分ける一つのポイントになります。


③ オリジナルのクリスマスランタンの二つ目のポイントは、ベンチレーターの大きなブルーポイントです。
このデカいブルーポイントは、1952年11月頃まで使われていました。写真の下側は1953年以降のベンチレーターです。


④ ベンチレーターは、写真の通り白い粉がふいたように見える「ポーセレン製」です。
※ポーセレンとは、セラミック系の焼き付け塗装で、それ以降のホーローと区別されます。


⑤ ベンチレーターに空いているベイル(ハンドル)を刺す穴が横長です。
イエローボーダー中期以降の縦長のベンチレーターだとフレームに収まりません。


⑥ 写真の通り、フレームのUチューブの根元が細くなっています。
そのままフレームにセットするので「ベンチャリ」という結合金具がありません。


⑦ フレームは、穴の開いたフレームです。これは、ブラックバンドの前期まで使用されました。


⑧ グローブベース(カラー)は、鉄製でパテントナンバーが入ります。


⑨ ボールナットは縦線のナットです。


⑩ グローブは、PIREX社のサンシャイングローブがオリジナルです。
※サンシャイングローブは、1958年頃までです。


各パーツは写真の通りです。
ビス止めのグリーンのフューエルキャップ、ネジ止めのポンププランジャー、タンク底には年月の刻印のみ入ります。


※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。

販売中のコールマンランタン200Aはこちらからご覧ください。

以上