06Journal
【Coleman ランタン メンテナンス】 コールマン ガソリンランタンの使い方 - 点火準備から着火、消火まで -
今回は、初心者の方も多くいらっしゃいますので、コールマンガソリンランタンの点火準備から消火まで、ランタンの点火のし方について解説します。
コールマンガソリンランタンは、ホワイトガソリンを燃料とした照明器具です。デザイン性に優れたコールマンランタンは、インテリアとして飾って楽しむのも一つの使い方ですが、照明器具・道具である以上使えなければ意味がありませんし、使わなければもったいない話です。
マントルの着火には少し手間がかかりますが、慣れれば難しくありません。灯した後は、ポンピング作業を怠らずに行えば、きれいな灯りが持続します。
キャンプでヴィンテージオイルランタンを使うと、思わぬ出会いや会話のきっかけにもなるかもしれません。アウトドアを楽しむ際に、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
※コールマンランタンのご使用にあたっては、以下必ず守ってご使用ください。くれぐれも自己責任で安全なご使用をお願いいたします。
① ガソリンランタンの着火においては、安全な作業環境のもと、くれぐれも火災や火傷等気を付けて行ってください。
② 使用中は、ランタンの周りに可燃物等がないことを確認してください。
③ 使用後は、完全に消火されたことを必ず確認してください。
【KIC GARAGE 】ピックアップ商品のご紹介!
KIC GARAGE で販売しているヴィンテージコールマンランタンの中から、現在販売中の「200A」の厳選アイテムについては、販売中のコールマン200Aでご確認お願いいたします。
コールマンランタンの着火手順を丁寧に解説!
【200Aの着火手順】
着火手順は、【事前準備】⇒【燃料給油】⇒【マントル装着】⇒【ポンピング】⇒【空焼き(カラヤキ)】⇒【着火・点灯】⇒【使用後の消火・消灯】です。
以下、順を追って解説します。
【事前準備】
① 着火に必要なランタン、ホワイトガソリン、ファンネル(じょうご)、マントル、ライター、はさみを用意する。
② ベンチレーター上部のナットを外す。
③ ベイル(ハンドル)を両側に引っ張りながら外す。
④ ベンチレーターを外す。
⑤ グローブを外す。※グローブは取扱いに気をつけてください。
【燃料給油】
⑥ フィラーキャップを外す。※キャップは無くさないようにしてください。
⑦ ファンネル(じょうご)を給油口に差し込み、ホワイトガソリンを8分目まで入れる。※ホワイトガソリンの入れ過ぎを防ぐため、タンクを傾けて給油しないでください。
⑧ 給油が終わったらフィラーキャップをしっかりと締める。
【マントル装着】
⑨ マントルの左右の紐を軽く結んでおく。※結ぶときに紐を2回絡めておくと締めやすくマントルが外れにくくなります。
⑩ ⑨で準備したマントルをバナーキャップに被せて左右の紐を引っ張り結ぶ。※結び口のマントルにしわがよらないように均一に整えてください。
⑪ 余った紐をハサミで切る。これでマントルの装着は完了です。
【ポンピング】
⑫ ポンピングする前にバルブホイールをが閉まっているか確認する。閉まっていなければ右いっぱいに締める。
⑬ ポンピングする前にバルブホイールの反対側にあるステムを上に向けます。
※ステムは上で閉じる下で開くです。ステムで火力が調整できますが、ステムはジェネレーターをクリーニングする役割ですので使用中は上方向か下方向でご使用ください。
⑭ ポンピングする前にフィラーキャップがしっかり閉まっているかを確認する。
※圧が上がるので、きつめに締めてください。
⑮ 真ん中に穴が空いているポンププランジャーを左に1回転くらい緩める。
⑯ ポンプを引き出して人差し指と中指で挟み親指でポンプの穴を押さえる。
⑰ 親指で穴をふさいだ状態でポンピング(加圧)を開始する。
⑱ ポンプを上下させてタンク内に空気を送り込む。※ガソリンの量にもよりますが50~100回くらいポンピングしてください。
⑲ ポンピングが終わったらポンプを右回しでしっかり閉める。これでポンピング完了です。
⑳ 空焼きの前にバルブがキチンと閉まっているか確認します。
【空焼き(カラヤキ)】
㉑ 先ほど装着したマントルにライターで火をつけてマントルを燃やす。
※空焼きは、燃焼を光に変換させるために必要な工程です。
㉒ 写真の通り白い灰になるまで燃やす。これで空焼き完了です。
※空焼き後はマントルがもろくなるので取扱い注意してください。
【着火・点灯】
㉓ まず、バルブホイールを左に1/4回して開ける。※冬場はガソリンの上がりが鈍いので多め(1回転ほど)に開けてください。
㉔ ステムを下向きにする。※ステムを下向きにすると「シュー」という空気音がします。暫く待つと「ジジジ」というガソリンが出る音に変わります。
㉕ 「ジジジ」という音がしたらすぐにライターで着火する。※ガソリンが出るまで2~3分かかる場合もあります。
㉖ マントルが丸く膨らみ白い炎になって安定したら、バルブホイールを全開にする。使用中は常にステムは下向きです。※炎が安定しなかったりちらつく場合は、ステムを数回クルクル回してジェネレーターをクリーニングしてください。
㉗ グローブとベンチレーターを装着する。※装着する際は火傷等注意してください。
㉘ 穴にしっかりベイルをつける。
㉙ ナットをつける。
※ベンチレーターが熱くなっているので火傷等気を付けてください。
㉚ 点灯完了です!
※明るさが弱いようでしたら追加でポンピングしてください。
【使用後の消火・消灯】
㉛ まず、バルブホイールを右回しで完全に閉める。
㉜ ステムを下向きにする。その状態で完全に火が消えるまで待ちます。
㉝ 完全に消火したことを確認後、最後にフィラーキャップを開けて空気を抜く。これで消火完了です!
※保管中は、キャップを閉めてステムは上向きにしてください。
【グローブを装着したまま着火】
㉞ ※マントルを付けるところから説明したので、グローブを外しての着火手順を説明しましたが、すでに空焼きしたマントルが付いている2回目以降は、グローブを外さないで(カラヤキ以外は同じ)着火することもできます。どちらでも良いと思います。
※マントルは壊れるまで何回でも使用できます。
くれぐれも安全にお使いいただき、コールマンランタンの素晴らしさをご体験ください。
以上です。
販売中のコールマンランタンはこちらからご覧ください。
以上