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【Coleman ランタン モデル】 コールマン 200A イエローボーダーの話 その3 ― 後期(1959年8月~1961年8月頃まで) 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 ―

【Coleman ランタン モデル】 コールマン 200A イエローボーダーの話 その3 ― 後期(1959年8月~1961年8月頃まで) 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 ―
「イエローボーダー」とは、デカール(タンクのステッカー)の縁が黄色のもので、実際はブラックバンドからイエローボーダーですが、本日はブラックバンド以後のカラーから黒塗装がなくなったイエローボーダーについて解説します。今回は、「後期」です。

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。


【イエローボーダーの特徴と見分け方】
生産期間: 1953年3月頃~1961年8月頃(※1953年3月~6月あたりはブラックバンドと混在します)

一口にイエローボーダーと言っても、モデルチェンジを繰り返していますので、勝手に
前期:鉄製のグローブベース(カラー)の個体(1953年3月~)」、
中期:カラーがステンレスに変更(1955年3月~)」、
後期:カラーからパテントナンバーがなくなる(1959年8月~)」
に分けてみました。
今回は、「後期」のご紹介です。「前期」 「中期」もご覧ください。

【後期(1959年8月~1961年8月頃まで)の特徴と見分け方】
① タンクのデカールは、®マークありです。


② カラーからパテントナンバーが無くなります。素材はアルミ製のままです。


③ ポンプカップが、クリップ止めに変更になりました。

④ ベンチレーターに空いているベイル(ハンドル)を刺す穴が縦長です。


⑤ バーナーキャップは、ブラス製です。



⑥ フレームにメッキ加工がされるようになり、ナットは「パルナット」に変更されました。


⑦ ボールナットは縦線のナットです。


⑧ 1958年頃からは、Colemanのロゴの後ろに®マークのつくこちらのグローブが使われるようになりました。


④ 1961年3月~8月頃まで「ランタンマーク入り」のデカールが登場します。こちらは、生産期間も短く大変希少です。


他にもあるかもしれませんが、代表的なモデルチェンジはこのくらいです。

ちなみに、200Aの中で探すのを苦労するベスト3は、①1951年4月のブラス製のクリスマスランタン、②1961年3月~7月ランタンマーク有りのイエローボーダー、③小さな文字のパテペンだと思っています。
見つけたらラッキーです。

販売中のコールマンランタン200Aはこちらからご覧ください。

以上