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【Coleman ランタン モデル】 コールマン イエローボーダーの話 その1 ― 前期(1953年3月~1955年1月頃まで) 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 ―
「イエローボーダー」とは、デカール(タンクのステッカー)の縁が黄色のもので、実際はブラックバンドからイエローボーダーですが、本日はブラックバンド以後のカラーから黒塗装がなくなったイエローボーダーについて解説します。今回は、「前期」です。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
【イエローボーダーの特徴と見分け方】
生産期間: 1953年3月~1961年8月(※1953年3月~6月あたりはブラックバンドと混在します)
一口にイエローボーダーと言っても、モデルチェンジを繰り返していますので、勝手に
「前期:鉄製のグローブベース(カラー)の個体(1953年3月~)」、
「中期:カラーがステンレスに変更(1955年3月~)」、
「後期:カラーからパテントナンバーがなくなる(1959年8月~)」
に分けてみました。
今回は、「前期」のご紹介です。※「中期」 「後期」もご覧ください。
【前期(1953年3月~1955年1月頃まで)の特徴と見分け方】
① タンクのデカールは、®マークなしです。
※1955年3月~®マークが付くようになります。1955年3月は有り無し混在します。
② タンクの反対側には、サンシャインマークがあります。サンシャインマークのデザインは年代によって微妙に変化していきます。
こちらが、前期のマークです。
③ カラーは、スチール製でパテントナンバー有りです。
※1955年3月~アルミ製に変更になります。1959年8月~パテントナンバーがなくなります。
④ネジ止めポンプカップ(~1959年7月頃まで)
⑤ ベンチレーターに空いているベイル(ハンドル)を刺す穴が横長です。
イエローボーダー中期以降の縦長のベンチレーターだとフレームに収まりません。
⑥ セラミック素焼きバーナー
※1955年5月からブラス製のバーナーキャップになります。
⑦ フレームは銀塗装で、ナットは六角ボルトです。
※フレームは、1959年8月~メッキ処理になり、ナットも鉄板成型の「パルナット」にないます。
⑧ 製造年月は、タンク底にはいります。(中期、後期も同じ)
⑨ ボールナットは縦線のナットです。
⑩ グローブは、PIREX社のサンシャイングローブがオリジナルです。
※サンシャイングローブは、1958年頃までです。
他にもあるかもしれませんが、代表的なモデルチェンジはこのくらいです。
「イエローボーダーの話 その2」に続く
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以上