06Journal
【Coleman ランタン モデル】 コールマン 200A イエローボーダーの話 ― 前期⇒中期⇒後期の変遷 特徴と年代判別 年代の見分け方 ―
「イエローボーダー」とは、デカール(タンクのステッカー)の縁が黄色のもので、実際はブラックバンドからイエローボーダーですが、本日はブラックバンド以後のカラーから黒塗装がなくなったイエローボーダーについてです。
イエローボーダーは、生産期間が長くパーツの変化があるので、主な変化を、「前期⇒中期⇒後期の変遷」として解説します。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
イエローボーダーは、生産期間が長くパーツの変化があるので、主な変化を、「前期⇒中期⇒後期の変遷」として解説します。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
【イエローボーダーの特徴と見分け方】
生産期間: 1953年3月~1961年8月(※1953年3月~6月あたりはブラックバンドと混在します)
一口にイエローボーダーと言っても、モデルチェンジを繰り返していますので、勝手に
「前期:鉄製のグローブベース(カラー)の個体(1953年3月~)」、
「中期:カラーがステンレスに変更(1955年3月~)」、
「後期:カラーからパテントナンバーがなくなる(1959年8月~)」
に分けてみました。
1.前期(1953年3月~1955年1月頃まで)の特徴
① タンクのデカールは、®マークなしです。
② カラーは、スチール製でパテントナンバー有りです。
③ネジ止めポンプカップ
④ セラミック素焼きバーナー
⑥ フレームは銀塗装で、ナットは六角ボルト
2.中期(1955年3月~1959年7月頃まで)の特徴
① タンクのデカールは、®マークありです。®マークが付くと同時にデカールの位置が上方に移動しました。
② カラーが、アルミ製に変更になりました。パテントナンバー有りです。
④ ベンチレーターに空いているベイル(ハンドル)を刺す穴が縦長になります。
⑤ バーナーキャップが、ブラス製に変更されました。
※それ以外、ビス止めポンプカップやフレームの塗装処理やナット等は変更ありません。
3.後期(1959年8月~1961年8月頃まで)の特徴
① カラーからパテントナンバーが無くなります。素材はアルミ製のままです。
② ポンプカップが、クリップ止めに変更になりました。
③ フレームにメッキ加工がされるようになり、ナットは「パルナット」に変更されました。
※上記以外は、中期と変更はありません。
「イエローボーダーの話 その1」に続く
販売中のコールマンランタン200Aはこちらからご覧ください。
以上