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【Coleman ランタン モデル】 コールマン 200A ブラックバンドの話 ― 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 ―
Coleman社のランタンを代表するシングルマントルモデルの200Aです。年代ごとの変化を楽しむのも200Aの魅力の一つです。
一番最初の赤タンクに赤のベンチレーターがこの「ブラックバンド」と呼ばれるグローブ・ベース・レスト(カラー)が黒塗装されたモデルです。
ちなみに、その前のモデルはクリスマスランタンとして知られる緑のタンクが特徴的でした。楽しみながらColemanランタンの歴史を感じることができますね。
そんな200Aランタンで、キャンプや非日常空間をもっと楽しく彩りましょう!
【ブラックバンドの特徴と見分け方】
生産期間: 1951年12月~1953年6月
① ブラックバンドには、前期型(1951年12月~1952年8月まで)と、
後期型(1952年11月~1953年4月まで)があります。
前期と後期の違いは、前期型が「穴あきフレーム」であるのに対して、後期型は「穴無しフレームに素焼きバーナースクリーン」です。
② 何と言っても、まずは、ブラック塗装されたカラーです。
スチール製です。パテントナンバーが入っています。
③ Colemanロゴの後に®マークの無いイエローボーダーのデカールです。
このデカールは、1955年3月頃まで使われました。
※ブラックバンドはレストアされたシールのデカールが大変多いです。オリジナルはもちろん水デカールです。
④ 前期型は、穴がいっぱい空いたフレームです。(クリスマスランタンと同じ)
⑤ 後期型は、センターに穴無しの6穴フレームです。
⑥ 後期型は、素焼きのバーナーです。ちなみに、前期型は、クリスマスランタンと同様ブラス製です。
⑦ 前期型は、Uチューブの根元が細いタイプです。後期型はストレートです。
⑧ 1952年11月頃までは、デカいブルーポイントです。
⑨ ボールナットは縦線のナットです。
⑩ グローブは、PIREX社のサンシャイングローブがオリジナルです。
※サンシャイングローブは、1958年頃までです。
⑪ その他のパーツは写真で確認してください。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
販売中のコールマンランタン200Aはこちらからご覧ください。
以上