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【Coleman ランタン モデル】コールマン 200Aの話 ― 200Aの系譜 特徴と年代判別 モデルの見分け方 ― ①
🔥 コールマンランタン 200A モデル変遷【完全ガイド】
1951年の誕生から70年以上——。
初代クリスマスランタンから1980年のブラックバルブまで、200Aの年代別変遷・ディテール・判別ポイントを徹底解説します。
どのモデルも個性にあふれ、コレクションの魅力を広げてくれます。
キャンプサイトでも映える、まさに「永遠の名灯」。
あなたの夜を温かく照らしてくれる存在です。
シリーズものですので、興味のある方はぜひ他の回もご覧ください。
🔥 Coleman 200A Master Guide|全7シリーズ
Coleman 200A を「 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方」という視点から体系的に読み解く、KICガレージによる総合ガイドです。
【ラインナップ】
◆本編|系譜・年代変遷・仕様違い(メイン解説)
🔷 ① 200A系譜 特徴と年代判別 モデルの変遷
🔷 ② クリスマスランタン(1951年6月~1951年12月)
🔷 ③ ブラックバンド(1951年12月~1953年6月)
🔷 ④ イエローボーダー総論(1953年3月~1961年8月)
🔷 ④-1 イエローボーダー前期(1953年3月~1955年1月)
🔷 ④-2 イエローボーダー中期(1955年3月~1959年7月)
🔷 ④-3 イエローボーダー後期(1959年8月~1961年8月)
🔷 ⑤ レッドボーダー(1961年8月~1964年9月)
🔷 ⑥ パテペン(1964年9月~1970年11月)
🔷 ⑦ ホワイトボーダー(ブラックバルブ含む)(1970年8月~1980年6月)
◆関連記事|派生モデル・特別仕様
🔶 ① ゴールドボンド200A・228F・228H700の特徴と偽物の判別方法
🔶 ② 200A700の特徴と見分け方(1980年8月~1983年11月頃)
🔶 ③ シアーズランタン MODEL 476.74550「初代200Aタイプ」
🔶 ④ シアーズランタン MODEL 476.72211「二代目200Aタイプ」
◆資料編
🔷 ① 200A化粧箱(ボックス)デザインと年代判別
🔷 ② コールマン シングルマントル用 グローブ 年代判別
🔷 ③ 取扱説明書の変遷と判別ポイント
🔷 ④ コールマン #21マントル シルクライトの歴史
※各項目はすべて独立記事として詳しく解説しています。
本記事の最後に各ラインナップへのリンクを貼ってあります。
このガイドは、コールマンランタン200Aをモデル毎にモデルの特徴や仕様の違い等を体系的に理解するための、KICガレージによる専門ガイドシリーズ(全7回)の第1回目です。
シリーズ第一回目の今回は、Coleman 200A の歴史・年代による仕様変化、外観の違いなど “全体像” を総合解説します。
【KIC GARAGE 】ピックアップ商品のご紹介!
KIC GARAGE で販売しているコールマンランタンの中から、現在販売中の「200A」の厳選アイテムについては、販売中のコールマン200Aでご確認お願いいたします。
🕰 200Aとは ― コールマンを象徴する“赤ランタン”
1951年に登場したコールマン「200A」は、コンパクトさと力強い光、鮮やかな赤のエナメル塗装から “The Red Lantern” として愛されてきた名作ランタンです。
年代ごとに異なるタンク刻印や赤の色味、ベンチレーターやデカールの違いなど、細かなディテールの変化を楽しめるのが大きな魅力です。
初代「クリスマスランタン」から1980年の「ブラックバルブ」まで、多彩なモデルが存在し、それぞれが個性豊か。キャンプでも映える美しさと、やわらかな灯りを備えた頼もしいランタンです。
各モデルの解説リンクは後半にまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください。
クリスマスランタン~200A700までのモデル変遷を徹底解説!
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
【クリスマスランタン】
生産期間: 1951年4月~1951年12月頃
グリーンのタンクに赤いベンチレーターからのクリスマスランタンと呼ばれている最初の200Aモデル。
前期モデルは「デカール無し」、後期は「デカールあり」です。
詳しくはこちらからご覧ください。
【ブラックバンド】
生産期間: 1951年12月~1953年6月頃
黒い塗装をしたグローブベースが特徴から「ブラックバンド」と呼ばれている最初の赤ランタンモデル。
穴のいっぱい空いたフレームが特徴の前期型(1951年12月~1952年8月まで)と、セラミック素焼きバーナーが特徴の後期型(1952年11月~1953年4月まで)がある。
詳しくはこちらからご覧ください。
【イエローボーダー】
生産期間: 1953年3月~1961年8月頃(※1953年3月~6月あたりはブラックバンドと混在します)
1953年3月頃、カラーとフレームの黒塗装が取り除かれたデカールの縁が黄色い「イエローボーダー」。
イエローボーダーの生産期間は長く、「前期:鉄製のグローブベース(カラー)の個体(1953年3月~)」、「中期:カラーがステンレスに変更(1955年3月~)」、「後期:カラーからパテントナンバーがなくなる(1959年8月~)」に分類できる。
詳しくは、それぞれリンクをはってありますのでご覧ください。
① 1961年3月~8月頃まで「ランタンマーク入り」のデカールが登場します。こちらは、生産期間も短く大変希少です。
【レッドボーダー】
生産期間: 1961年8月~1964年9月頃
イエローボーダーの後が、こちらの「レッドボーダー」です。
デカール(タンクのステッカー)の縁が赤いのでそう呼ばれています。
赤茶色の「バーガンティー」色のタンクにしたのがレッドボーダーの始まりです。
当時この色が人気が無かったようで、すぐに「マルーン」とか「チェリーレッド」と呼ばれる少し明るい色に変更されました。バーガンディーもマルーンも生産期間が短い事もあって、今では大変人気のモデルとなっています。
1963年3月頃、それまでの高いベンチレーター(ハイベンチ)から低いベンチレーター(ローベンチ)に変わります。
詳しくはこちらからご覧ください。
① 最初にリリースされたのが、こちらの「バーガンディー」です。
バーガンディーは、1961年8月~1962年4月までです。
※当時は人気が無く非常に短命でしたが、逆に生産数量が少なく、今では大変人気の機種になるという皮肉な結果になっています。
② バーガンディーが人気がなかったようで、赤みを強くしたのが、こちらの「マルーン」です。「チェリーレッド」とも呼ばれています。
マルーンの境界が難しいですが、基本的には高いベンチレーターの1963年3月までです。
③ ベンチレーターの高さは、1963年3月を境に低いベンチレーター(ローベンチ)になりました。
これ以降The Redの終わりまでローベンチが採用されています。
【パテペン】
生産期間: 1964年9月~1970年11月頃(1964年9月はレッドボーダー、1970年8月11月はホワイトボーダーと混在しています。)
「パテペン」とはPATENTS PENDING(特許出願中)の略で、1964年から1970年にかけて生産された最も200Aらしい赤色のKing of LanternなThe Redです。
※パテペンは人気があるのでシール(ステッカー)を後張りしたものも多いです。当然オリジナルは水デカールです。写真の通り、フチの透明の部分で判明出来ます。
詳しくはこちらからご覧ください。
① 1967年7月~1968年2月の間だけ二回りくらい小さな文字のPATENTS PENDINGが使われました。
生産数が少なく、「小文字パテペン」とか「スモールパテペン」と呼ばれて希少なコレクションアイテムになっています。
【ホワイトボーダー】
生産期間: 1970年8月~1980年6月頃(1970年8月11月はパテペンと混在しています。)
レッドボーダーのあと、ホワイトボーダーの「パテペン」がホワイトボーダーの始まりです。こちらは、それ以降の「ホワイトボーダー」です。
1974年4月以降、カラーがそれまでのアルミのサンシャインマークから、注意書きが入ったものに変更になります。
詳しくはこちらからご覧ください。
① 1974年11月から、それまでの赤いホイールから黒いホイール「ブラックバルブ」に変更されました。
それにともないディレクションディスクも変更になっています。
【200A700】
生産期間: 1980年8月~1983年11月頃
赤の200Aが終わり、タンクもベンチレーターもグリーンにして200Aのモデルナンバーを引き継いだのが、こちらの「200A700」モデルです。
これで完全に200Aは終わりを遂げた。
詳しくはこちらからご覧ください。
【200Aゴールドボンド】
生産期間: 1971年11月、1972年5月、1973年2月
ゴールドボンドランタンは、1970年代初期にUSAゴールド・ボンド&スタンプ社の依頼で、スタンプを集めると入手出来る景品として、USAコールマンが作った黄色の特別仕様の非売品ランタンです。
詳しくはこちらからご覧ください。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
🔥【Coleman 200A Master Guide|関連記事リンク集(本編7シリーズ含む)】
Coleman 200A を体系的に理解するための、KICガレージによる専門ガイドシリーズです。
モデルの特徴・年代判別・仕様の違いをテーマ別に深く学べます。
気になる回から読み進めてください。
◆ 本編|系譜・年代変遷・主要モデル解説
🔷 ① 200A系譜 特徴と年代判別 モデルの変遷|全モデル紹介
Coleman 200A の歴史・年代による仕様変化、外観の違いなど “全体像” を総合解説。
🔷 ② クリスマスランタン(1951年6月~1951年12月)
グリーンのタンク × レッドのトップ/特徴とオリジナルの見分け方。
🔷 ③ ブラックバンド(1951年12月~1953年6月)
ベースレスト(カラー)が黒塗装されたモデル/特徴とオリジナルの見分け方。
🔷 ④ イエローボーダー総論|前期・中期・後期の変遷
黄色縁デカールの特徴と、年代別の仕様変化を総まとめ。
🔷 ④-1 イエローボーダー前期(1953年3月~1955年1月)
鉄製のカラーやデカールの仕様など、「前期」の特徴を詳細解説。
🔷 ④-2 イエローボーダー中期(1955年3月~1959年7月)
ベースレスト(カラー)の変化やデカールの仕様など、「中期」の特徴を詳細解説。
🔷 ④-3 イエローボーダー後期(1959年8月~1961年8月)
ベースレスト(カラー)やフレームの変化なそ、「後期」の特徴を詳細解説。
🔷 ⑤ レッドボーダー(1961年8月~1964年9月)
「バーガンディー」など。赤縁デカールモデルを徹底解説。
🔷 ⑥ パテペン(1964年9月~1970年11月)
「パテペン」PATENTS PENDING(特許出願中)モデルの徹底解説。
🔷 ⑦ ホワイトボーダー(1970年8月~1980年6月)
パテペンのあとの白縁デカールモデル~ブラックバルブまでを徹底解説。
◆ 関連モデル(派生・特別仕様)
🔶 ① ゴールドボンドの特徴と偽物の判別方法
貴重な「非売品モデル」のゴールドボンドを偽物判別方法も含め徹底解説。
🔶 ② 200A700(1980年8月~1983年11月頃)
タンクもトップもグリーンの200Aの後継モデルを徹底解説。
🔶 ③ シアーズランタン MODEL 476.74550「初代200Aタイプ」
人気のシアーズランタンの200Aタイプの初代モデルを徹底解説。
🔶 ④ シアーズランタン MODEL 476.72211「二代目200Aタイプ」
人気のシアーズランタンの200Aタイプの二代目モデルを徹底解説。
◆ 資料編
🔷 ① 200A化粧箱(ボックス)デザインと年代判別
販売時の200Aの外箱を年代別に紹介。
🔷 ② コールマン シングルマントル用 グローブ 年代判別
シングルマントル用のグローブを年代別に紹介。
🔷 ③ 取扱説明書の変遷と判別ポイント
200Aの説明書の変遷・印刷仕様を詳しく解説。
🔷 ④ コールマン #21マントル シルクライトの歴史
オールドコールマンのシルクライトのマントルを紹介。
時代を超えて愛されるコールマンランタン!オリジナルコンディションのヴィンテージ品ならKIC GARAGEへ

KIC GARAGEでは、オリジナルコンディションにこだわったヴィンテージのコールマンランタンを多数取り扱っています。歴史やアウトドア文化への影響、年代の見分け方なども丁寧に紹介しています。
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コールマンランタンのほか、ジッポーやイヤープレートなども取り揃えています。時代を超えて受け継がれるクラフトマンシップを、KIC GARAGEのコレクションでお楽しみください。
コールマンのヴィンテージランタンをお探しならKIC GARAGE
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