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【Coleman ランタン モデル】コールマン 200Aの話 ― 200Aの系譜 特徴と年代判別 年代の見分け方 ―

【Coleman ランタン モデル】コールマン 200Aの話 ― 200Aの系譜 特徴と年代判別 年代の見分け方 ―
Coleman社の代表的なランタン、シングルマントルモデルの200Aについてお話しましょう。親しみやすく可愛らしいデザインで、年代ごとの変化を楽しむことができるのが200Aの魅力です。

1951年の初代クリスマスランタンから始まり、1980年のブラックバンドまで、200Aの系譜を解説していきます。どのモデルも個性的で、コレクションの楽しみを広げてくれますね。どんなキャンプシーンにもマッチする、素敵なランタンです。楽しい夜を演出しましょう。

詳細は、各モデルの回をご覧ください。

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。


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KIC GARAGE で販売しているヴィンテージコールマンランタンの中から、現在販売中の「200A」の厳選アイテムについては、販売中のコールマン200Aでご確認お願いいたします。


クリスマスランタン~200A700までのモデル変遷を徹底解説!

【クリスマスランタン】

生産期間: 1951年4月~1951年12月頃

グリーンのタンクに赤いベンチレーターからのクリスマスランタンと呼ばれている最初の200Aモデル。
前期モデルは「デカール無し」、後期は「デカールあり」です。
詳しくはこちらからご覧ください。



【ブラックバンド】
生産期間:
 1951年12月~1953年6月頃

黒い塗装をしたグローブベースが特徴から「ブラックバンド」と呼ばれている最初の赤ランタンモデル。
穴のいっぱい空いたフレームが特徴の前期型(1951年12月~1952年8月まで)と、セラミック素焼きバーナーが特徴の後期型(1952年11月~1953年4月まで)がある。
詳しくはこちらからご覧ください。


【イエローボーダー】

生産期間: 1953年3月~1961年8月頃(※1953年3月~6月あたりはブラックバンドと混在します)

1953年3月頃、カラーとフレームの黒塗装が取り除かれたデカールの縁が黄色い「イエローボーダー」。
イエローボーダーの生産期間は長く、前期:鉄製のグローブベース(カラー)の個体(1953年3月~)」中期:カラーがステンレスに変更(1955年3月~)」後期:カラーからパテントナンバーがなくなる(1959年8月~)」に分類できる。
詳しくは、それぞれリンクをはってありますのでご覧ください。


① 1961年3月~8月頃まで「ランタンマーク入り」のデカールが登場します。こちらは、生産期間も短く大変希少です。


【レッドボーダー】
生産期間:
 1961年8月~1964年9月頃

イエローボーダーの後が、こちらの「レッドボーダー」です。
デカール(タンクのステッカー)の縁が赤いのでそう呼ばれています。
赤茶色の「バーガンティー」色のタンクにしたのがレッドボーダーの始まりです。
当時この色が人気が無かったようで、すぐに「マルーン」とか「チェリーレッド」と呼ばれる少し明るい色に変更されました。バーガンディーもマルーンも生産期間が短い事もあって、今では大変人気のモデルとなっています。
1963年3月頃、それまでの高いベンチレーター(ハイベンチ)から低いベンチレーター(ローベンチ)に変わります。
詳しくはこちらからご覧ください。

① 最初にリリースされたのが、こちらの「バーガンディー」です。
バーガンディーは、1961年8月~1962年4月までです。
※当時は人気が無く非常に短命でしたが、逆に生産数量が少なく、今では大変人気の機種になるという皮肉な結果になっています。


② バーガンディーが人気がなかったようで、赤みを強くしたのが、こちらの「マルーン」です。「チェリーレッド」とも呼ばれています。
マルーンの境界が難しいですが、基本的には高いベンチレーターの1963年3月までです。


③ ベンチレーターの高さは、1963年3月を境に低いベンチレーター(ローベンチ)になりました。
これ以降The Redの終わりまでローベンチが採用されています。


【パテペン】
生産期間: 1964年9月~1970年11月頃(1964年9月はレッドボーダー、1970年8月11月はホワイトボーダーと混在しています。)

「パテペン」とはPATENTS PENDING(特許出願中)の略で、1964年から1970年にかけて生産された最も200Aらしい赤色のKing of LanternなThe Redです。
※パテペンは人気があるのでシール(ステッカー)を後張りしたものも多いです。当然オリジナルは水デカールです。写真の通り、フチの透明の部分で判明出来ます。
詳しくはこちらからご覧ください。


 1967年7月~1968年2月の間だけ二回りくらい小さな文字のPATENTS PENDINGが使われました。
生産数が少なく、「小文字パテペン」とか「スモールパテペン」と呼ばれて希少なコレクションアイテムになっています。

【ホワイトボーダー】
生産期間: 1970年8月~1980年6月頃(1970年8月11月はパテペンと混在しています。)

レッドボーダーのあと、ホワイトボーダーの「パテペン」がホワイトボーダーの始まりです。こちらは、それ以降の「ホワイトボーダー」です。
1974年4月以降、カラーがそれまでのアルミのサンシャインマークから、注意書きが入ったものに変更になります。
詳しくはこちらからご覧ください。


① 1974年11月から、それまでの赤いホイールから黒いホイール「ブラックバルブ」変更されました。
それにともないディレクションディスクも変更になっています。


【200A700】
生産期間: 1980年8月~1983年11月頃

赤の200Aが終わり、タンクもベンチレーターもグリーンにして200Aのモデルナンバーを引き継いだのが、こちらの「200A700」モデルです。
これで完全に200Aは終わりを遂げた。
詳しくはこちらからご覧ください。


【200Aゴールドボンド】
生産期間: 1971年11月、1972年5月、1973年2月

ゴールドボンドランタンは、1970年代初期にUSAゴールド・ボンド&スタンプ社の依頼で、スタンプを集めると入手出来る景品として、USAコールマンが作った黄色の特別仕様の非売品ランタンです。
詳しくはこちらからご覧ください。


販売中のコールマンランタン200Aはこちらからご覧ください。

以上