06Journal
【Coleman ランタン 見分け方】 コールマン 200A ゴールドボンドランタンの話 ― オリジナルの見分け方 偽物の判別方法 ―
コールマン愛好家の方以外のビンテージアウトドア道具ファン方でもご存知の方が多い「ゴールドボンドランタン」です。
ゴールドボンドランタンは1970年代初期にアメリカで誕生した特別な非売品。USAゴールド・ボンド&スタンプ社が依頼し、USAコールマンが作った一品で、スタンプを集めることで入手できる景品だったんです。
その鮮やかな黄色が特徴で、非売品だからこそ希少価値も高いんです!
世界的に有名なランタンであるが故、偽物も多く出回っており、現地でも本物はなかなか出てこなくなりました。
私も過去に経験ありますが、偽物やリペイント物を掴まされるとむちゃくちゃショックです。今回は、ゴールドボンドを紹介しつつ、オリジナルの見極め方をご紹介します。※100%ではないので、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
【ゴールドボンド200A・228F・228H700の特徴と見分け方】
見極め1. 製造年月の確認が重要です。
記載の年月以外はリペイント物と思って間違いありません。
製造年月は、
200A: 1971年11月、1972年5月、1973年2月
228F: 1972年1月、1972年6月
228H: 1973年5月、1973年12月、1974年2月
だけです。
見極め2. デカールがオリジナルの水デカールか否かです。
現物を確認できれば間違いありませんが、写真で判断する場合は非常に難しいですが、二つポイントがあります。
① デカールの周りに透明の部分(水デカールである証拠)がなければ、ステッカーです。※上の2つがオリジナル、一番下がステッカー
【オリジナル】
【ステッカー】
② オリジナルは、すべて赤字のRマークです。(大きさは年度で大小あります)ステッカーは白いRマークが多いです。
見極め3. ベンチレーターの内側を見ると際まで塗れていないのがオリジナルです。赤いペイントが残っていたり全面ペイントされていたらリペイントです。
【オリジナル】
【リペイント】
見極め4.エアステムに黄色のペイントが残っている。
有名な見極め方法ですが、使用によってペイントが剥がれてしまっていたり、黄色のペイントをするのは簡単なので完ぺきな見極めではありません。
但し、赤いペイントが残っていたら間違いなくリペイント物です。
見極めは、以上です。
① 200Aと228Hを見てみましょう。箱入りであれば、ゴールドボンドの箱は、704がついた専用箱です。
【200A】
【228H】
② 200Aも228も黒バルブです。
③ フューエルキャップはペイントされたビスなしキャップです。
④ ベンチレーター
【200A】
【228H】
⑤ ゴールドボンドの景品には、ツーバーナーコンロも二種類あります。
大型の【413G】
小型の【425E】
販売中のコールマンゴールドボンドランタンはこちらからご覧ください。
以上