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【Coleman ランタン モデル】 1942年~1947年 コールマン 220 軍仕様 220BXと220C/228Cの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -
Colemanのツーマントルランタン220シリーズは、モデルチェンジを繰り返しながら1928年から1983年まで55年間生産されたコールマン史上最も長く生産されたロングセラーモデルです。モデルチェンジの度にモデルナンバーのアルファベットが変わり、220から220Kまで続きました。
220のミリタリー仕様の「220BX」と「220/228C」です。
ミリタリーランタンの252の前身です。220BXと220Cの見た目は、ほとんど同じで、違いは分かりずらいです。
今回は、この2つのモデルを比較してみました。
【220BXと220C/220Cの特徴と見分け方】
生産期間:
220BX: 1942年~1944年
220C/228C: 1945年~1947年
※220Cと228Cの違いは、ビッグハットと呼ばれるベンチレーターだけで基本仕様はパーツリストを見ても同じですので、220Cで解説します。
① いずれもグリーンタンクで黄色のデカールがついています。
デカールは同じようです。
こちらが228Cです。BXには228モデルはありません。
②一番分かり易い違いは、カラーの刻印です。
220BXは無刻印です。
220Cのカラーには「MODEL 220C」の刻印が入っています。
【228C】
③タンクの素材が違います。
200BXはスチール製、220Cはブラス製です。
④タンク底の刻印が220Cの途中で変更になっています。
220BXと220C初期は同じです。
220Cの途中(1946年頃)から、こちらのボトム刻印に変更されています。
⑤バーナートップの形状が、220Cの途中で変更になっています。
220BXと220C初期は、6620型です。
220Cの途中(1946年頃)から、こちらのバーナートップになります。
⑥ポンププランジャーはCまではねじ込み式です。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
販売中のコールマンランタンはこちらからご覧ください。
以上