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【Coleman ランタン モデル】 1951年~1963年 コールマン 220E/228Eの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -

【Coleman ランタン モデル】 1951年~1963年 コールマン 220E/228Eの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -
Colemanのツーマントルランタン220シリーズは、モデルチェンジを繰り返しながら1928年から1983年まで55年間生産されたコールマン史上最も長く生産されたロングセラーモデルです。モデルチェンジの度にモデルナンバーのアルファベットが変わり、220から220Kまで続きました。

今回は、「220E/228E」の解説です。220と228の違いは、ビッグハットと呼ばれるベンチレーターだけで基本仕様はパーツリストを見ても同じですので、220Eで解説します。


【220E/220Eの特徴と見分け方】
生産期間: 
1951年10月頃~1963年

※姉妹機種の228(ビッグハット)もベンチレーターの大きさが違うだけで、仕様の違いはありません。

① 220Eの外観上の特徴は、デカールがフューエルキャップの下についている点です。正面にはサンシャインマークの刻印がきます。
※1951年9月までは、デカール無しです。
※タンクはスチール製になります。



※1963年のRibbed Base Restに変更になったモデルは、デカールが正面にきます。


② カラーは、鉄製の「ドット・ダッシュ」でモデルナンバーの刻印が入ります。


モデル終盤の1963年には、220Fで使われるRibbed Base Rest(あばら骨ベースレスト)と呼ばれる横縞のカラーが使われました。


③ 生産期間が長いので、デカールが年代で®マーク無し⇒®マーク付き⇒ランタンマークへ変遷します。
【1955年頃まで】

【1955年~1961年頃まで】

【1961年頃以降】


④ ネジ止めポンプカップ(~1959年7月頃まで)

1959年後半からフック止めになります。


⑤ 1952年11月頃までは、デカいブルーポイントです。

1953年以降はブルーポイントが小さくなります。


⑥ ミクシングチャンバーは、220D後期の「5136」を流用


フレームは220Dを流用し220F前期まで同じもの


⑦ タンク底は、年月の刻印のみ



⑧ 箱はデザイン変更されています。
【1950年代前半】

【1950年代後半】

【1960年代】


※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。

販売中のコールマンランタンはこちらからご覧ください。

以上