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【Coleman ランタン モデル】 1930年~1942年 コールマン 220B/228Bの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -

【Coleman ランタン モデル】 1930年~1942年 コールマン 220B/228Bの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -
Colemanのツーマントルランタン220シリーズは、モデルチェンジを繰り返しながら1928年から1983年まで55年間生産されたコールマン史上最も長く生産されたロングセラーモデルです。モデルチェンジの度にモデルナンバーのアルファベットが変わり、220から220Kまで続きました。

こちらは、米国で1930年~1942年に生産されたファーストモデルの次のモデル「220B/228B」です。カナダには220Aがあるようです。

こちらも、フルオリジナルはなかなか見つけるのが困難になってきています。

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。


【220B/228Bの特徴と見分け方】
生産期間:
 1930年~1942年
※220Bと228Bの違いは、ビッグハットと呼ばれるベンチレーターだけで基本仕様はパーツリストを見ても同じですので、220Bで解説します。

【220B】


【228B】


① 初期ロットのみ、「220B」の刻印が入ります。
228Bも220Bの刻印が入ります。
※これ以降は、220Bの刻印はカラーも含めてどこにも刻印されません。


② 初期ロッドは、INSTANT LITEの刻印と220Bの刻印で判明出来ます。
サンシャインマークは底には刻印されず、タンク側面に刻印されています。刻印ないものもあります。



③ 中期以降はサンシャインマークがタンク底になります。 

④ 
斜めに出たネジ込み式のポンププランジャーです。
ファーストモデルは真っ直ぐでした。220Cまで斜めです。


200Aの比較すると、だいぶ長いことが分かります。チェックバルブの形状も独特です。


⑤ 羽付きのフーエルキャップ
モデル後半は、羽がとれてローレットキャップになります。

⑥ ベンチレーターは、フチの無いブリムレスベントです。
次の220BXからフチがつくようになります。

228のベンチレーターは、ビッグハットと呼ばれる大型のベンチレーターです。
220と228の違いは基本的にこのベンチレーターだけです。


⑦ スチール製の刻印のないカラーです。
220Cからは、モデルナンバーがカラーに刻印されるようになります。

⑧ エアーチューブにパテントナンバーが刻印されています。
U.S PAT MAY 13.1919   MADE IN
BRITISH PAT 153329   U.S.A.

⑨ ベイル(ハンドル)留めは、クリップ止めです。


⑩ フューエルバルブアッセイ

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。

販売中のコールマンランタンはこちらからご覧ください。

以上