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【Coleman ランタン モデル】 1964年~1973年 コールマン 220F/228Fの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -
今回は、「220F/228F」の解説です。220と228の違いは、ビッグハットと呼ばれるベンチレーターだけで基本仕様はパーツリストを見ても同じですので、220Fで解説します。
【220F/228Fの特徴と見分け方】
生産期間: 1964年~1973年
※姉妹機種の228(ビッグハット)もベンチレーターの大きさが違うだけで、仕様の違いはありません。
① カラーは、220Eまでのスチール製からアルミ製に変更されました。
Ribbed Base Rest(あばら骨ベースレスト)と呼ばれる横縞のカラーです。
② 生産期間が長いので、デカールが年代でレッドボーダー⇒パテペン⇒ホワイトボーダーへ変遷します。
【レッドボーダー】1964年9月頃まで
【パテペン】1964年12月~1970年5月頃まで
【ホワイトボーダー】1970年8月頃以降
③ フィラーキャップが1971年に横穴無しのビス止めからビスなしに変更されています。
④ フレームの形状
※1971年頃からフレームベースレストが変更になる。
⑤ サンシャインマークがタンク背面かタンク底に刻印されています。
71年頃からサンシャインマーク刻印はなくなります。
1971年頃以降のボトムからサンシャインマークが無くなります。
⑥ 220FからポンププランジャーがネジからDリングになります。
⑦ インストラクションやケースの情報も写真参考してください。
【おまけ】
220シリーズは長い間愛されたコールマンのロングセラーモデルで大変良くできたランタンですが、弱点もあると勝手に私が思っている点は、
①タンクのペイントが非常に剥がれやすい。
②メンテがし難い。
③2マントル全般に言えることですが、あまり明るくない。
それも含めて味と捉えて、220シリーズも楽しんでいます(^^;)
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
販売中のコールマンランタンはこちらからご覧ください。
以上