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【ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレート イヤープレート 見分け方】バックスタンプ① - 王冠マークの徹底解説
ロイヤルコペンハーゲンのバックスタンプには色々な情報がはいっています。
イヤープレートのバックスタンプについては、「ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説」にて詳しく説明しています。
バックスタンプとは、陶磁器製品の底面に押されているマークや印のことを指します。このマークは、製品の製造元、製造年、品質ランク、デザインの番号など、製品に関する重要な情報を示すために使用されます。特にブランド価値の高い陶磁器メーカーでは、バックスタンプが真贋の判断や製造時期の特定に役立つ重要な要素となっています。
バックスタンプは、コレクターや愛好者にとって非常に重要な情報源であり、それを正確に理解することで製品の歴史や価値をより深く楽しむことができます。
今回は、ロイヤル・コペンハーゲン/イヤープレートのバックスタンプの話の一回目です。「王冠マーク」について考察していきたいと思います。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。その点はご容赦ください。
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1. 王冠マークで分かること?
ロイヤルコペンハーゲンの「王冠マーク」は、ブランドの象徴として重要な意味を持っています。1775年の創業以来、このマークはデンマーク王室との密接な関係を示しており、王室御用達の陶磁器メーカーとしての地位を表しています。このマークは、製品が最高品質であることを保証するだけでなく、デンマークの歴史と伝統を反映しています。
① 年代がわかる
1935年以降は、王冠マークに描かれた「ROYAL COPENHAGEN」のレターに付けられたドットで判明出来るようになっています。
イヤープレートは陶器という性質上、再現性の難しさから偽物が少ないと言われていますが、ゼロでは無いのでこのスタンプで判定できます。
整理してみましたので参考にしてください。
例えば、1936年はこのようにOの上にドットがつきます。※1935年はドットがあるものと無いものがあります。無いからと言って偽物ではありません。個体によってスタンプが薄くドットが見えなくなっているものもあります。
では、1934年以前はどうかと言うと、、、
② 1908年から1922年までのバックスタンプは、王冠マークと波型と手書きの型番です。
③ 1923年からDENMARKという生産地が入るようになります。1923年から1930年までは、王冠マークと生産地と波型と手書きの型番です。
④ 1931年になると型番に変えて職人のイニシャルが入るようになります。
一枚のイヤープレートには、バックスタンプや職人のサイン、特別なマークなど、多くの情報が刻まれています。それらを読み解くことで、製造背景や歴史、価値を知ることができ、コレクションの楽しみが一層広がるでしょう。
「ロイヤルコペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説②」に続く!
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプの全体像については、「ロイヤル・コペンハーゲンのバックスタンプ徹底解説」にて解説しています。
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