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【ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレート イヤープレート 見分け方】バックスタンプ③ - 職人のサインや形状番号徹底解説

【ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレート イヤープレート 見分け方】バックスタンプ③ - 職人のサインや形状番号徹底解説

ロイヤルコペンハーゲンのバックスタンプには色々な情報がはいっています。
イヤープレートのバックスタンプについては、「ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説」にて詳しく説明しています。

バックスタンプとは、陶磁器製品の底面に押されているマークや印のことを指します。このマークは、製品の製造元、製造年、品質ランク、デザインの番号など、製品に関する重要な情報を示すために使用されます。特にブランド価値の高い陶磁器メーカーでは、バックスタンプが真贋の判断や製造時期の特定に役立つ重要な要素となっています。
バックスタンプは、コレクターや愛好者にとって非常に重要な情報源であり、それを正確に理解することで製品の歴史や価値をより深く楽しむことができます。

今回は、ロイヤル・コペンハーゲン/イヤープレートのバックスタンプの話の3回目です。「職人のサインや形状番号」について考察していきたいと思います。

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。その点はご容赦ください。

 

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職人のサインや形状番号で分かることは?

製造された年代や製品番号を示すマークやサインがバックスタンプに加えられることがあり、コレクターにとって重要な情報源です。

形状番号のサインとは?

こちらは、1908年製のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートに描かれた番号「126」です。この番号は、その製品の形状番号(フォルムナンバー)を意味します。形状番号は、製品のデザインやモールド(型)を識別するための内部的なコードとして使用されていました。


番号の役割と意味

  1. 形状番号(フォルムナンバー)

    • 「126」は、このイヤープレートの特定の形状やデザインに割り当てられた番号であり、製造工程やデザインアーカイブでの識別に使用されます。
    • 特に初期のイヤープレートでは、製造時の各形状が一つひとつ手作業で管理されていたため、このような番号が重要でした。


  2. コレクター情報

    • コレクターや専門家にとって、この番号は同じ形状を持つ製品のシリーズやバリエーションを特定する手助けとなります。


  3. 製造記録とのリンク

    • デザインや製造時期に関する情報をロイヤルコペンハーゲンの記録と結びつけるために、この番号が使われることもあります。

このような番号が付けられたのは、初年度生産の1908年から1930年までです。


職人のサインとは?

同じような意味で1931年以降は、型番に変わって職人のサインが入るようになりました。ロイヤルコペンハーゲンの職人のサインは、各製品の手作り・手描きの品質を保証する重要な要素です。これらのサインは、製品の底面にあるバックスタンプ付近に小さな文字や記号として記されています。以下に、職人のサインについて詳しく解説します。



サインの役割と意味

  • 手描きの証: ロイヤルコペンハーゲンの製品は、熟練した職人による手描きが特徴です。職人のサインは、その製品がどの職人によって仕上げられたかを示します。
  • 位置: サインは通常、波型のバックスタンプや製品番号の付近に小さく記載されています。
  • 形式: 記号やイニシャルで表されることが多く、職人ごとに異なる特徴を持っています。


    サインの意義

    1. 品質管理
      各職人が自身のサインを記すことで、製品の品質に対する責任を示しています。

    2. 製品の個性
      職人の手による微妙な違いが、製品に独自の個性を与えます。同じデザインでも、筆のタッチや色使いにわずかな違いが現れます。

    3. コレクター価値
      特定の職人による製品は、その技術やスタイルが評価され、収集家の間で特に人気が高いことがあります。


    サインの見方

    • 職人のサインは、製品ごとに異なるため、一部のコレクターや販売業者はサインを見て製品の価値や由来を特定します。
    • 一部の特定の記号やイニシャルは、特別な訓練を受けた職人や熟練工によるものと見なされ、高値で取引されることがあります。


    注意点

    • サインの解読には専門知識が必要な場合もあります。特に、古い製品や限定版ではサインが劣化している場合があります。
    • 職人のサインはセカンドクオリティーやアウトレット品にも記載されることがありますが、バックスタンプのスクラッチと組み合わせて確認することで、製品の等級を判断できます。


    ロイヤルコペンハーゲンの職人のサインは、その製品が手作りであることを示す証であり、ブランドの伝統と職人技の高さを感じさせる要素です。コレクターや購入者にとって、サインは特別な付加価値をもたらします。

     

    一枚のイヤープレートには、バックスタンプや職人のサイン、特別なマークなど、多くの情報が刻まれています。それらを読み解くことで、製造背景や歴史、価値を知ることができ、コレクションの楽しみが一層広がるでしょう。

    「ロイヤルコペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説④」に続く!


    ロイヤルコペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプの全体像については、「ロイヤル・コペンハーゲンのバックスタンプ徹底解説」にて解説しています。


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