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【ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレート イヤープレート 見分け方】バックスタンプ④ - タイトルやデザイナーの署名徹底解説

【ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレート イヤープレート 見分け方】バックスタンプ④ - タイトルやデザイナーの署名徹底解説

ロイヤルコペンハーゲンのバックスタンプには色々な情報がはいっています。
イヤープレートのバックスタンプについては、「ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説」にて詳しく説明しています。

バックスタンプとは、陶磁器製品の底面に押されているマークや印のことを指します。このマークは、製品の製造元、製造年、品質ランク、デザインの番号など、製品に関する重要な情報を示すために使用されます。特にブランド価値の高い陶磁器メーカーでは、バックスタンプが真贋の判断や製造時期の特定に役立つ重要な要素となっています。
バックスタンプは、コレクターや愛好者にとって非常に重要な情報源であり、それを正確に理解することで製品の歴史や価値をより深く楽しむことができます。

今回は、ロイヤル・コペンハーゲン/イヤープレートのバックスタンプの話の4回目です。「絵柄のタイトルやデザイナーの署名」について考察していきたいと思います。

※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。その点はご容赦ください。

 

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プレートの「絵柄のタイトル」や「デザイナーまたはアーティストの署名」の意味は?

1950年代になると、プレートの絵柄のタイトルやデザイナーの署名がバックスタンプに加えられるようになり、コレクターにとって重要な情報源となっています。

絵柄のタイトルとは?

1954年からバックスタンプに絵柄のタイトルが描かれるようになりました。
1954年製のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートには、「AMALIENBRG SLOT(アマリエンボー宮殿)」とプレートの絵柄のタイトルが描かれています。まるで絵画のように絵柄に対する愛着がさらに増す役割を果たしています。
タイトルのプリントは現在まで続いております。


デザイナーまたはアーティストの署名とは?

1955年からバックスタンプに絵柄のタイトルに加えて「デザイナーまたはアーティストの署名」が描かれるようになりました。
1955年製のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートには、「FANO GIRL(フャヌーの少女)」という絵柄のタイトルに加えて「Kai Lange」というデザイナーの名前が描かれるようになりました。デザイナーの署名は1969年頃からはイニシャルに変わり現在も続いています。
ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを手がけたデザイナーの正確な人数は公表されていないものの、シリーズが1908年から毎年続いていることを考えると、多くのデザイナーが関わってきたと推測されます。


**Kai Lange(カイ・ランゲ)**は、ロイヤルコペンハーゲンで活動した著名なデザイナーの一人で、特定のイヤープレートや陶磁器のデザインを担当しました。
せっかくですので、Kai Langeについて考察してみました。

Kai Lange の役割と背景

  1. デザイナーとしての功績
    Kai Langeは、特にイヤープレートを含むコレクター向けのアイテムで知られています。彼のデザインは、ロイヤルコペンハーゲンの伝統的なスタイルを保ちながら、独自の芸術性やストーリー性を取り入れています。

  2. 署名の意義
    Kai Langeの名前が裏面に記載されている場合、それはその作品が彼によってデザインされたことを示します。ロイヤルコペンハーゲンでは、アーティストの署名を加えることで、作品の独自性と価値を高めています。

  3. 主なデザインモチーフ
    Kai Langeのデザインには、デンマークの自然や文化、歴史的なモチーフが多く取り入れられています。イヤープレートでは、物語性のある図柄が特徴です。

署名がもたらす価値

  • コレクターズアイテムとしての評価
    Kai Langeの署名が入った製品は、デザインの独自性と作家の名声から、コレクターズアイテムとして高い評価を受けることがあります。

  • 作品の背景を知る手がかり
    署名はその作品が制作された時代や背景を知る重要な手がかりとなり、購入者やコレクターが製品の由来を理解する助けとなります。

Kai Langeの署名がある製品は、アーティストの個性とロイヤルコペンハーゲンの高いクラフトマンシップを象徴する逸品です。


※ちなみに、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートを手がけた有名なデザイナーには以下のような人物がいます:

  1. カイ・ラング (Kaj Lange) - 1954年製「アマリエンボー宮殿」を含む多くの作品をデザイン。
  2. ハンス・ヘンリック・ハンセン (Hans Henrik Hansen) - 伝統的なデザインで知られる重要なデザイナー。
  3. ハロルド・ハンセン (Harald Hansen) - 初期のイヤープレートシリーズに貢献。

 

一枚のイヤープレートには、バックスタンプや職人のサイン、特別なマークなど、多くの情報が刻まれています。それらを読み解くことで、製造背景や歴史、価値を知ることができ、コレクションの楽しみが一層広がるでしょう。

「ロイヤルコペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説⑤」に続く!


ロイヤルコペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプの全体像については、「ロイヤル・コペンハーゲン イヤープレートのバックスタンプ徹底解説」にて解説しています。


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