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【ZIPPO ライター モデル】 ジッポー テーブルライターの話 その4 ― 1949年 レディー・ブラッドフォード 1st ―

1949年に新型のアールデコ調の大変美しいモデル「レディー・ブラッドフォード」をリリースしました。
販売当初は、こちらの「台座のない」スタイルでしたが、非常に不安定なためわずか数ヶ月で台座が取り付けられました。この台座のない「レディー・ブラッドフォード ファースト」モデルは、極めて希少なモデルです。
数回に渡って、ジッポー社のすべてのテーブルライターを紹介しますので、是非ご覧ください。
今回は、「レディー・ブラッドフォード・ファーストモデル」の紹介です。
【レディー・ブラッドフォード・ファーストモデルの特徴と見分け方】
製造年: 1949年
① まずは、ファーストモデルの外観を見て頂こう。
台座が無いないのが最大の特徴。不安定なことから数ヶ月で台座が付けられました。
② 台座がないのが、最大の特徴です。
セカンドモデルと比べると、外観上の違いは、台座の有無だけです。
③ レディー・ブラッドフォードのインサイドユニットは、1949年製のレギュラージッポー用のインサート(ニッケルシルバー製)が使われています。
④ 本体の内部にはコットンが敷き詰められています。
※バレルは5バレルで、ヒンジ一体型カム
⑤ 底は、黒色のフェルト貼りで、筆記体のZIPPOとBRADFORD,PAロゴが見えるようになっています。
※ ファーストモデルの真贋は、ボトムのロゴでしか判断できません。
※ セカンドモデルの台座はビスで止まっており外すことは出来るが、このロゴは無く、ビス穴があります。
全面フェルト貼りしたものは、セカンドモデルの台座を外したものである可能性があるので注意が必要です。
⑥ インサイドユニットは、1947年後期の「ニッケルシルバー製」です。
※年度やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。
「テーブルライターの話 その5」に続く
テーブルライターの系譜の回で、バークロフトファーストモデルからハンディライトまでのテーブルライターを紹介していますので、合わせてご覧ください。
販売中のジッポーライターはこちらからご覧ください。
以上