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【Coleman ランタン モデル】 1929年~1940年 コールマン Quick-Lite 「Model L427」LANTERN コールマンで最初のビルトインポンプの話 - 特徴と年代判別 オリジナルの見分け方 -
前回、クイックライトシリーズの中で、タンクから突き出たポンプが特徴的な「LQ427」をご紹介しましたが、今回は、その後継モデルでコールマンで初めてポンプがタンクの中に内蔵された「L427」の話です。
※年月やその特徴については、現物をベースに文献等による確認もしておりますが、多少前後していたり、間違いもあるかもしれません。特に過渡期は、パーツの流用等あり難しいです。ご容赦ください。
【L427の特徴と見分け方】
生産期間: 1929年~1940年頃
① LQ427は、1929年以降、ポンプが内蔵された「ビルトインポンプ式」のL427モデルに移行します。LQ427との違いは、基本的にポンプがタンクの外か中かの違いだけです。
② このL427からポンプ機能がタンクの中に内蔵されました。1929年がコールマン初の「ビルトインポンプ式」の始まりとなります。
③ タンク側面にクイックライトのロゴと年月が刻印されます。こちらは、1929年3月製造です。クイックライトのロゴがまだ残っている点がポイントです。
④ こちらもLQ427と同じドット穴でQUICKLITEとCOLEMANのベースレストです。
⑤1929年以降、 バルブはベークライト製のバルブになります。
⑥ 羽付きのフィラーキャップですがスジがなくなりました。下がそれまでのものです。
⑦ フレームとミクシングチャンバーはLQ427と同じです。
⑧ ベンチレーターは、グリーン塗装のブリムレスベントです。
⑨ タンク底は無刻印です。
販売中のコールマンランタンはこちらからご覧ください。
以上