ジッポー（ZIPPO）は、その品質と独特のデザインで世界中のファンに愛されています。しかし、その人気ゆえに市場には精巧な偽物も多く出回っています。本記事では、ジッポー愛好家やコレクターが偽物を見分けるためのポイントを解説します。

精巧な偽物も多く、実際は非常に困難です。私なりの見分け方ですので、この点をご理解の上参考にしてください。


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【ヴィンテージジッポーの真偽の見分け方】

これら①～④は、すべて偽物です。驚くほど精巧に作られています。これらを参考に真偽の見分け方を解説します。

① 1948年～1951年 PAT.2032695の偽物


② 1950年カナダ製 PAT/2517191の偽物


③ 18K無垢の偽物


④ スターリングシルバーの偽物

1. ボトムスタンプの確認

通常ジッポーの偽物を見分ける際、最初に注目すべきはボトムスタンプのロゴですが、これらの精巧な偽物は本物と比べても見極めがつかないほど精巧ですので、プロでない限りロゴでの判定はほぼ不可能と思ってください。

上記の①～④のボトムスタンプです。極めて精巧な偽物です。

2. インサイドユニット

ケースの精巧さに比べてインサイドユニットは比較的粗悪です。それぞれのインサイドユニットです。①と②は同年の刻印がされていますが明らかに本物とは違います。③と④は近代のものそのものです。ネットオークション等でインサイドユニットの写真が掲載されていれば判明できると思います。

3. 重量感と質感

ジッポーは高品質な金属で作られており、持った際の重量感や質感が特徴的です。

• 軽すぎる場合: 偽物は安価な金属が使われていることが多く、本物より軽いことがあります。

• 表面仕上げ: 本物は滑らかな仕上がりですが、偽物は表面が粗かったり塗装が不均一です。
  

昨今の金の高騰で金無垢ジッポーの偽物は特に注意が必要です。ネットオークション等では、重量を図るわけにはいきませんが、計量すれば一目瞭然です。

金無垢のニセモノジッポーの重量です。本物は51ｇ前後です！

4. ネットオークションでの購入の際、ここを見るべし！！

偽物の販売者は、写真の撮り方を巧妙に工夫してインサイドユニットを写さなかったりぼやかして撮影したりしており、真偽の判断を難しくしていますが、購入の際は次の二点を必ず確認するようにした方が良いです。この二点は出品画像に写っていることが多いです。

① インサイドユニットのフリントホイールリベットを見るべし！

偽物は価値の高い1950年代以前のものが多いのでインサイドユニットのフリントホイールリベットで判明出来ます。

ホンモノは、中空リベット


に対して、偽物はソリッドタイプです。


② ケースの上蓋裏のクリップの形状を見るべし！

偽物は価値の高い1950年代以前のものが多いのでクリップの形状で判明出来ます。
偽物は近代のインサイドユニットをベースにしていますので、クリップが角が取れた形状がほとんどです。

ホンモノは、角があります。


一方、偽物は角が取れています。

まとめ

ジッポーの偽物は非常に精巧に作られているため、見分けるのが難しい場合もあります。しかし、本記事で紹介したポイントを押さえれば、偽物を避ける確率は大幅に高まります。

ホンモノを見極める上での、私なりの結論は、なにより、信頼できる入手ルートから購入することだと思います。その上で、今回の判別方法で確認してみてください。

大切なコレクションを守るためにも、ぜひこれらの知識を活用してください。また、当店KICガレージでは、本物のジッポーのみを取り扱っておりますので、安心してお買い求めいただけます。

以上